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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ここ最近のキヨちゃん

2021-10-30 23:59:30 | うちのキヨちゃん
 所謂認知症の診断を貰っているわけではないし、生活に支障が出るほどの物忘れはないのだが、ここ最近やはり気になることがある。
 同じ話の繰り返しは、別に認知症でなくてもお年寄りにはありがちな話だが、この前も聞いたよ~という話ではなく、3日観連続で、
 「今日な、早明浦ダムのサイレンの点検に来てな、あの草ぼうぼうの道を行ったらしい。確かに近いけど、ハチの巣もよくある道やから危ないでって言うたんじゃ。」
と、今日のこととして話した。
 そう言えば、相葉君も毎週見るたびに、
 「長い事見てなかった。」
と言う。もっとも、これは1週間が待ち遠しかったのかと解釈もできる。
 それから、こんなことがあった。キヨちゃんには行きつけの美容院があり、そこにはお気に入りの美容師さんがいた。けれど、その人は数か月前に店をやめ、独立して店を出す準備に入った。
 それ以降キヨちゃんは、
 「あの子がいないなら嫌だ。あの子が店を出したら行く。」
と他の店でしのいできた。更に行きつけの店も、その後代替わりしたのか、改装工事をして名前も変わった。
 さて仮に行きつけだった店をAとしよう。そして、改装した店をBとしよう。そしてキヨちゃんのお気に入りの子が出す店をCとしよう。
 今日一人で髪を染めに行こうと思っていたキヨちゃんに、一日待てば私の休みなので連れて行くよと言うと、それならカラーではなくパーマを当てたいと言い出した。そして、
 「〇〇ちゃんの店Cに行く。」
と言う。
 「え?もうオープンしたん?」
と聞くと、
 「案内来てた。」
と言う。
 で確認してもらおうとするも、
 「ハガキない。」
と言う。
 「ほうじゃ、定休日だったらいかんけん、カード見る。」
と見に行くキヨちゃん。ハガキすらないのにまだ行っていない店のカードがあるはずもなく、それはかつて行っていたA店のカード。
 「大丈夫じゃ、定休日じゃない。」
・・・。
 それでは何の情報にもならないので、A店は代替わりしたこと、B店は開店しているが、C店が開店したかどうかは分からない事、A店のカードでC店の定休日は分からないことを説明するが、どうにも理解してもらえない。
 果たして・・・、明日ちゃんとC点にたどり着けるだろうか・・・。

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コメント (3)
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