すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

被害妄想?

2020-07-03 20:11:17 | うちのキヨちゃん
 昨夜遅くにシャワーを浴びに行った時、何だか臭うと気付いた。トイレからかと確認したがそうでもない。くろべえが失敗しているのではとあちこち見たが水たまりがない。
 「もしかして座布団とかは?」
とくりりん。まさか・・・と、仏間の座布団を確認すると畳に通るほどの失禁。やられた・・・。
 とりあえず、座布団は外に出し、畳を掃除。汚れている風でもないが、念のためにくろべえも清拭した。
 これはもう、ケージに入れるか、おむつを買うしかないかな・・・と話し合った。私たち二人のどちらかがいれば、トイレにも付き添うし連れても帰れるが、キヨちゃんではそれが出来ない。で、昼間キヨちゃんは監禁状態なのでやむを得ず・・・もあるかもしれない。

 高齢猫もこんな調子だが、キヨちゃんも心配だ。今日は久しぶりに従兄から(私のね、つまりキヨちゃんの甥)電話があったので、嬉しくてたまらなかったのだが、その勢いで一杯ひっかける現場を見た。
 それは特に言わなかったのだが、夕飯の支度をしていると「クゼツ」が始まった。
 キヨちゃんは機嫌のいい時は何でも良いこととして受け止めるのだが、飲むと逆転する。だから、ご飯を作っても、忙しくて弁当を買っても気に入らない。
 「忙しいのに作らんでも何でもあるもの食べえ。」
 「金ないのに弁当買うな。」
といった具合だ。
 「若いもんはようけ食べて気持ちがいい。」
は、
 「お前らよう食うのお!父ちゃんはそんなに食べたりせなんだ。」
となり、おかわりしにくいので、キヨちゃんが寝てから続きをしたりする。
 そして一番困るのは、他人に対して被害妄想が出ることだ。それまでとてもよくしてくれているご近所に対して、褒めていたはずなのに、
 「あれがない。持って帰ったんじゃないだろうか?」
など言い始める。そんなことはないし、そんなことが耳に入ったら、いくら90歳の年寄りとはいえ許してはもらえなくなる。
 なので、お酒についても少し過ぎると注意したら逆切れされてふて寝された。
 まあ、明日には忘れるだろうが、一応従兄に電話して状況報告をした。何でも真に受けてしまったら困るし。
 「そうね。いや、電話に出た時に喋り方が変だとは思ったんだ。」
・・・ってことは、電話の前にすでに飲んでたな・・・。
 まあ、準備はできている。どんと来いだ。くりりんと二人で、そしてご近所や親戚ともタッグを組んで、もしこれから本当に認知症になっても、頑張っていくさ。

コメント (2)
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