すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

気持ちの置き場所

2013-06-27 20:57:24 | ひとりごと
 今日、担当様の家でスタッフの話になった。
 「母がとても気に入っていたらしいのですが、急にお辞めになったとかで残念がってます。」
娘さんはそう言ってくださった。
 彼女はそれこそ20年選手ではないだろうか。異動を断ったので辞めざるを得なかった口だ。勿論、どんな会社でも異動はあり、断る事は難しい。だから、結果自分で選んだわけだが、色々と思うところもある。
 一つには、彼女が異動を言われて上司と話をした際に、同じく異動を言われた人がいて、その扱いの違いが納得いかなかった。多分、一人は是非とも残って欲しかったが、彼女はもし辞めるのなら辞めてもいいという扱いだったように感じる。
 そういうと、彼女が仕事が出来ないとか問題を起こしたとか思われそうだがそうではない。勿論名誉のために、いて欲しかったもう一人も、決して上司と懇意であるとかそういうことではない。しかし、彼女は多分、「いらない」とされたのだ。
 もう一つ納得がいかないのは、とにかく人数あわせのように人を入れてはくれるが、使えない。使えないだけならまだしも、邪魔になったり、職員に目が離せなくて仕事が増える(らしい)。何しろ現場は命を預かっているので、そういう職員がいると「怖い」のだ。
 ベテランをそうやっていとも簡単に切り捨てながら、どういう基準で人事してるのかさっぱり分からない。
 さらに、給与も賞与もどんどんカットされていく。この世界はどこも厳しいので、うちは恵まれているほうなのかもしれない。だから、どんなにサービス残業があろうが、薄給だろうが、一緒に頑張る気持ちさえあれば続くのだ。
 しかし、一握りの人間が、ろくに働かず、もしくは「良からぬ事」をして、私腹を肥やしている事を、十分職員は知っている。だから、彼らの給与を真っ先に切ってほしいし、
 「反省して今からまともになるから、過去の事はないことに。」
としようとしているらしい組織にも納得がいかない。
 まあ、私たちのような下々では証拠も何も持ってないのだから、何も出来ない。証拠を持っている人は・・・、何故糾弾しないのか、それも考えると気味が悪い。
 くりりんが仕事を探し始めたら、私も一緒に先のことを考えよう。真剣に・・・。


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コメント (2)
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