みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

本日の下根子桜(9/30)31

2020-09-30 20:00:00 | 下根子桜八景
 本日は、この度発刊した『宮沢賢治と高瀬露―露は〈聖女〉だった―』(「露草協会」編、ツーワンライフ社)の現物を賢治に見てもらおうと思って、賢治詩碑を訪ねた。
《1 》(2020年9月30日撮影)

《2 》(2020年9月30日撮影)

《3 本書『宮沢賢治と高瀬露―露は〈聖女〉だった―』を詩碑の前に置き》(2020年9月30日撮影)

《4 賢治さんにこう報告した》(2020年9月30日撮影)


  生前賢治さんが、血縁以外の女性の中で一番世話になったのが露さんです。ところが、その露さんがとんでもない〈悪女〉にされているという実態にあることはご存知でしょう。だからこのままでは、賢治さんはいわば「恩を仇で返した」ということになり、「歴史」から誹られる虞があります。しかしこの本によって露さんは〈悪女〉ではなかったということが実証できましたので、露さんは濡れ衣を着せ続けられてきたわけです。そこで、この本が広く読まれるならばその濡れ衣は晴らせますので、そうなると賢治さんが「恩を仇で返した」と責められることはなくなります。それゆえ、この本を刊行したのです。
と。

《5 報告後、180度回転して早池峰山に向かい、遠野に眠っている高瀬露にも発刊したこととその理由を伝えた》(2020年9月30日撮影)


 そして、「彼女は生涯一言の弁解もしなかった。この問題について口が重く、事実でないことが語り継がれている、とはっきり言ったほか、多くを語らなかった」という、露の見事な生き方に改めて敬意を表しながら、私は深々と礼をした。

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《出版案内》
 この度、『宮沢賢治と高瀬露―露は〈聖女〉だった―』(「露草協会」編、ツーワンライフ社、価格(本体価格1,000円+税))

を出版しました。
 本書の購入を希望なさる方は、葉書か電話にて、入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金として当該金額分の切手を送って下さい(送料は無料)。
            〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
                        電話 0198-24-9813
 なお、岩手県内の書店における店頭販売は10月10日頃から、アマゾンでの取り扱いは10月末頃からとなります。

 私は非専門家。
 本書出版の主な狙いは次の二つ。
 1 創られた賢治ではなくて本統(本当)の賢治を、もうそろそろ私たちの手に取り戻すこと。
 例えば、賢治は「ヒデリノトキニ涙ヲ流サナカッタ」し「寒サノ夏ニオロオロ歩ケナカッタ」ことを実証できた。だからこそ、賢治はそのようなことを悔い、「サウイフモノニワタシハナリタイ」と手帳に書いたのだと言える。
 2 高瀬露に着せられた濡れ衣を少しでも晴らすこと。
 賢治がいろいろと助けてもらった女性・高瀬露が、客観的な根拠もなしに〈悪女〉の濡れ衣を着せられているということを実証できた。そこで、その理不尽な実態を読者に知ってもらうこと(賢治もまたそれをひたすら願っているはずだ)によって露の濡れ衣を晴らし、尊厳を回復したい。

 葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,650円(本体価格1,500円+税150円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
           〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
                      電話 0198-24-9813



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