ども、砂川です。
Apple Musicをパラパラと繰っていると、おっ、バディ・ガイの新譜が!
ブルース界の生ける伝説 が86歳にして リリースした「The Blues Don't Lie 」、通算34枚目のスタジオアルバムです。
最も影響力を持ったブルーズ・ギタリストのひとりですケド、近作での彼はその強烈なギター演奏と同じくらいに、ブルーズだからこそ語れる物語を強く意識しているように感じます。
豪華かつ多彩な客演を迎え、エルヴィス・コステロやジェイムス・テイラーといった異色の顔合わせはブルーズの語り口にひねりを加えています。
そして特筆すべき2曲はどちらも社会的な主題を扱ったもの。「ブラック・ライヴズ・マター」運動などに刺激を受けた側面もあるのでしょうね。
アメリカーナ・シーンの主役格のサザン・ロッカー、ジェイソン・イズベルとの初共演によるメッセージ・ソング 「Gunsmoke Blues」は米国で繰り返され、幼い子供までを含む多くの犠牲者を出し続ける銃乱射事件に対して、厳しい銃規制を求める内容 。
力強い歌唱と演奏は彼自身の人生と黒人社会の歴史からの真実をもの語るモノで、「最後のブルースマン」の名に恥じぬ内容です。
今週はiPhoneに入れて聴きまくります。