ども、砂川です。
以前に小説で読んで衝撃を受けたカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」をもとに2011年にイギリスで映画化されたものです。
人間の勝手な都合により生産された「命」が、生まれて、生きて、死んでいく物語。
ただ淡々と描かれるトーンがより悲しさを伝え、どうしようもない無力感に陥ります。
「私たちは生まれてきて、生を理解する前に死が訪れる。それが運命・・・。」
そしてラストの絶叫・・・。
通常、小説を映画化するとダイジェスト感が否めないものが多く、「見なければよかった」と思うコトが少なくないのですケド、最近見た「沈黙(サイレンス)」とこの作品はハッキリと違いました。
自分は「見てよかった」と思いました。
でもオススメできるかどうかは微妙・・・。
それくらい悲しいです。