スナブログ

砂川自動車商会のドモドモ日記

阪急電車

2010-08-11 11:16:37 | 本と雑誌

ども、砂川です。

先日、長堀の富士火災本社に行った際、いつものように長堀地下駐車場にクルマを
突っ込んで、いつもの階段を上がると、クリスタ長堀の本屋さんの前へ出ます。

歩きながら何気なくオモテの「話題の本」が目に入り・・・。

 「阪急電車」 有川 浩 (幻冬社文庫)

パラパラっと覗いたまま、思わず買ってしまいました。

片道わずか15分の「西宮北口」から「宝塚」までの「阪急電車・今津線」を舞台に繰り広げ
られる、オムニバス形式の物語です。

「恋の始まり、別れの兆し、途中下車-人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない
線路を走っていく」

まさしく私が大学へ通うのに乗っていた電車です。

「西宮北口」-私が大学生の頃は、まだ阪急西宮スタジアムがありました。現在は巨大な
ショッピングモールに変わってます。
お金がなかった頃、ホームの「阪急そば」で昼食を済ませたり、駅前の居酒屋で卒論の
打ち上げをやって、ベロベロに酔ったり・・・。(笑)

「門戸厄神」-厄払いで有名な「厄神さん」の最寄り駅で、電車の窓から見える「イカリ
スーパー」がミョーに印象的でした。

「甲東園」-大学の最寄り駅です。この駅で降りてひと山越えて約20分歩くと大学の正門が
正面に見えます。
駅の突き当たりに、旧幸福銀行の頭取の豪邸があって、沿いの道を歩いても、道からは
屋敷が見えないホドの豪邸です。イロイロなモンダイを経て、現在はマンションが
建っています。
山を越えると平らな一本道になり、季節の桜並木のすばらしさは最高で、私の入学式の日、
母親は何回も頬をツネってました。
160円で阪急バスで上がるという方法もありますが、「160円あると、コープランチのあと、
まだ大ライスが食べられるしな…」と考える腹ペコの貧乏学生には贅沢過ぎました。(笑)

「仁川」-この駅で降りても大学までの距離は同じで、甲東園ほど急こう配ではなく
川沿いに緩やかに上っていきます。
受験の日が、「行きは甲東園」「帰りは仁川」だったので、そのゲンをかついで、4年間、
そうするコトが多かったです。
主将になった直後の関西リーグの結果を、駅前の公衆電話から監督さんの自宅へ報告しま
したが、あまりに緊張したせいでロレツがまわらず、怒った監督さんが電話を叩き切り、
とてもヘコんだ思い出が・・・。(笑)

「小林」-「おばやし」と読みます。大学100周年記念事業でキャンパス内の再開発があり、
小林から徒歩約25分の「大同酸素」という工場の敷地の一部を借りてテニスコートを作り、
私たちはココで練習してました。
大学から仁川まで徒歩20分。一駅乗って小林から25分。授業の合間に練習というには
厳しいロケーションです。新人勧誘も効果的にはできませんでした。
私の現役時代は、クラブはツラいコトの方が圧倒的に多く、駅からテニスコートまでの
一本道には涙の思い出ばかりです。(笑)

~私自身のいろんな思い出とカブる「阪急電車」。
もう20年も前ですが、昨日のコトのように思い出されます。


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