ども、砂川です。
昨日、クルマで走りながらラジオを聴いてましたら、「最近の暑さはハンパないですねぇ」
なんていってました。
このごろアチコチでよく聞く表現ですが、私はどうも・・・。
「最近の暑さはハンパじゃない」でしょう?
じゃはドコへいったんじゃっ! と思いませんか?(笑)
私が大学生の頃、「じゃ、今度ヨロシク~、みたいな~・・・」なんて表現が流行りましたが、
「・・・のアトはなんやっ!」といいたくなりましたね。
とはいうものの、コトバってのは時代とともに変化していくモノですし、私自身もずいぶん
勝手なコトバを創作して使っている、という自覚もあります。
「新しい」というコトバを聞いて違和感を覚えるヒトは少ないと思いますが、正しくは
「あらたし」です。
元禄太平の時代に、ふざけた若者たちがコトバを逆にいいはじめて、いつのまにかソレが
定着したのですね。
よく似た例で「やかましい」というコトバがあります。
本来は「やまかしい」です。
「山」が「かしぐ」様子から転じて、「騒々しい」というのが本来の語源です。
最近、「ヤバい」というコトバの意味が正反対に変化しましたね。
「困った」という意味から「スバラシイ」という意味に変わりました。
古典の世界では「恥ずかしい」というのは「素晴らしすぎて、自分の非が目立ちすぎる」
という最上級の褒めコトバですが、現代では決してイイ意味では使われません。
このように、コトバや表現というモノは時代とともに変化し、なじんでいくモノだと
思いますが、「ハンパない」はあんましクリエイティブな感動を持たない表現だと思い
ます。(笑)
ましてラジオのパーソナリティーが話すと・・・。
こんなコト思うのは、やはりトシのせいですかね・・・。
一応、文学部出身だもんで・・・。(笑)