新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

モチツツジ:黐躑躅(ねばねば勲章)

2006-05-17 06:59:02 | 植物観察1日1題
子供の頃、旧暦の卯月八日だったかに、どの家もツツジとコバノガマズミを挿した竹筒を軒より高く上げていたのを記憶しています。いまもってその名前も意味もわからないままですが、その日は、いろいろな、たぶん宗教的な行事があったりして、幼心にも華やいだ季節でした。
そのツツジの花を勲章のように服につけてよく遊んだものですが、モチツツジという名であると知ったのはずいぶん後でした。
そのモチツツジ(ツツジ科ツツジ属)がいま、山道のあちこちで咲いて、甘い香りを流しています。
本州静岡・山梨以西・四国の低山帯から丘陵帯に生える常緑低木で、高さ1~3m、小枝や葉には長毛が多く、葉はうすく互生し長さ3~6cm、夏出葉は春より小さく冬を越します。
4~5月、直径5~7cmの漏斗状鐘形の淡紫紅色の花をつけ、上弁に色の濃い斑点があるのが特徴です。そのままでも観賞に耐える花ですが、多くの園芸品種の元にもなっています。
若枝、若葉、萼片、子房に腺毛が多く触るとべたべた粘ります。このことから餅または鳥もちにかけて和名の由来となっています。
このモチツツジできれいな蝶が蜜を吸っていました。図鑑で調べるとミヤマカラスアゲハという蝶に見えますが自信はありません。

スズラン:鈴蘭(清純と有毒と)

2006-05-16 05:32:45 | 植物観察1日1題
庭の片隅でスズランが咲いています。もっともこれはドイツスズランといわれる、鑑賞用として栽培されている品種です。
本当のスズラン(ユリ科スズラン属)は、北海道に多く、本州中部まれには関西、九州地方の山地にも生える多年草です。奈良県の都祁村や室生の自生地が本州の南限とし天然記念物に指定されていますがまだ行ったことはありません。
可愛い鈴のような花がつくのでこの名があり、ヨーロッパでも5月の花、5月の香りなどと呼ばれ5月1日に花束を恋人や妻に贈る風習があるそうです。
ところがこの草はコンバラトキシンなどの有毒成分を含み、花を指した花瓶の水でも有毒だそうです。このため家畜が食べないので牧草地などではよく群落をつくるといいます。
葉は根もとに普通2個つき、長さ10~20cmの卵状長楕円形で、裏面はやや白っぽくなります(ドイツスズランは濃い緑色)花期は4~6月、長さ6^8mmの白い花をつけよい香りを放ちます。
日本のスズランの花茎は葉より低いからでしょうか、キミカゲソウ(君影草)というロマンチックな別名があります。ドイツスズランのほうは、花茎が葉と同じくらいの高さがあるので、君影草とはいえないかも知れません。

フタバアオイ:双葉葵(三つ葉葵はフタバアオイ)

2006-05-15 07:09:38 | 植物観察1日1題
今日は、初夏の京都の風物詩、葵祭(賀茂祭)です。賀茂神社のこの祭は、もともと賀茂祭といわれていましたが、元禄7年(1694年)再興されたとき、内裏宸殿、勅使、供奉者の衣装から牛車にいたるまですべてフタバアオイ:双葉葵(ウマノスズクサ科カンアオイ属)で飾るようになってから葵祭と呼ばれるようになったといわれます。
本州福島県以南、四国、九州の山中の樹陰に生える多年草で、芽の中から1本の茎が伸び先端に柄のある長さ4~8cmのハート型の葉を必ず2枚互生します。和名はことからきていますが、賀茂神社の祭に使われることからカモアオイの別名もあります。
花期は3~5月で、葉の付け根から花柄をのばし、紫褐色の花を下向きに1個つけます。花弁のように見えるのは3個の萼片で、直径約1.5cm、下半分は寄り添うだけで合着しない椀形になり、上半分の三角上の裂片は強く外側に反り返り浅い釣鐘状になります。
もっぱら自動的な同花受粉で結実するといい、また集団を作って生育する性質があるそうで、我が家の裏庭でも、何年かまえに鉢植えを買ったのが、いつのまにかこぼれ種で、1m四方以上にも地面にひろがって、若緑の葉を一面につけています。
黄門様の印籠でおなじみの三つ葉葵はフタバアオイを巴形にデザイン化した徳川家一門の紋所です。桐の紋所を欲しがった秀吉と違い(5月3日記事)、家康は朝廷からの菊の紋章の話を断って、徳川一門のみが使うことができる紋所として、賀茂神社にも所縁のある葵を使い続けたというはなしがあります。本当の話かどうかは別にして、秀吉と家康の出自と気位の違いがあらわれているような気もします。

イチハツ:一八・鳶尾(茅葺屋根とともに消えた風景)

2006-05-14 06:06:18 | 植物観察1日1題
20年以上も庭の片隅に咲く青紫の花が今年も咲きました。イチハツかとも思いながら、よく見かけるのは白花なので、こちらは改良種か何かと気になっていました。今年になって、初めて図鑑で調べてみると、こちらが原種だとわかりました。
イチハツ:一八・鳶尾(アヤメ科アヤメ属)は、中国原産で観賞用として植培される多年草で、葉は幅3~4cmで2列に並び、冬は枯れます。
5月ころ葉の中から1~2分枝する茎を出し、各枝に2~3個の蕾をつけ順に開きます。花径は10cmくらいで青紫、外側の大きい花びらに白色で紫斑点のある鶏冠状の突起があるのが特徴です。
学名のIris tectorum Mximのtectorumは、「家屋に成長している」との意味で、命名者のMaximowicz氏が日本で茅葺の屋根のイチハツを見て名づけたものです。今では茅葺屋根を見ることが少なくなりましたが、牧野富太郎博士は、「植物一日一題」で“方々を歩いてみると、往々このイチハツを藁屋根の棟に蜜に列植してあるのを見かける”としていますので往時は普通に見られた景色のようです。
なぜイチハツがそんなところにと思いますが、これで屋背が強風でも飛ばないように保護していたのだそうです。つまりイチハツのもつ、乾燥に強く地下茎が硬質・緻密でよく水を留め置いて命を永く保つという性質を利用していたのです。
和名はこの種の花のなかで最も早く咲くので一番お初に開く、あるいは茎の頂に1つずつ開くから一発などの説がありますが確かではありません。子安草の別名もあります。

カラタチ:枳殻(昔のSECOM?)

2006-05-13 06:16:51 | 植物観察1日1題
ついこの間まで鋭く青い棘ばかりだったカラタチ:枳殻(ミカン科カラタチ属)が、浅黄色の若葉の間に5弁の花をつけています。
カラタチを有名にしているのは、なんといっても童謡「からたちの花」(詩:北原白秋、曲:山田耕作)でしょう。なにせ、私のような無骨者でも珍しく空で終りまで歌えるくらいですから。
カラタチは、中国原産で生垣やミカン類の台木として各地に植栽されている高さ~3mの落葉低木です。枝は、よく枝分かれして稜角があり、強大で扁平な長1~4cmの鋭い棘が互生します。
カラタチといえばすぐこの棘を思い出すほど立派な棘です。
バラやニセアカシヤの棘は枝の表皮の変形したものと思われているのに対し、カラタチなどかんきつ類の棘はボケやカイドウなどと同じく棘というより枝の変形と見られています。その証でしょうか、カラタチの葉芽や花芽は基部の棘そのものから芽生えています。
カラタチの棘は鋭すぎるのか近年は生垣ではあまり使われないようですが、京都あたりでは東本願寺のその名も「枳殻邸」など、古い建物ではいまなおカラタチの生垣がよく見られます。
花期は4~5月、葉に先立って棘の基部に、径3.5~5cmの花をつけ、秋、径3cmほどの金色で表面が軟毛におおわれた実をつけます。実は芳香がありますが食用には適さず、枳実と呼ばれて薬用にされます。和名は唐橘(からたちばな)の略ですが、ヤブコウジ科のカラタチバナとは無縁です。

ナギイカダ:梛筏・竹柏筏(学名で知られる)

2006-05-12 06:13:08 | 植物観察1日1題
ナギイカダという面白い木があるが知っているかと妻に訊くと知らないといいます。それではルスカスはというとそれならよく知っていると答えました。
形が面白く、緑色を長く保つのでアートフラワーやクリスマリースなどの材料によく使われ、ルスカス(属名Ruscus=とげのある)として女性にはおなじみのナギイカダ:梛筏・竹柏筏(ユリ科ナギイカダ属)は、地中海地方の原産で、明治初期に渡来し、観賞用に栽培される草状に見える常緑低木です。
茎は多数束生し、高さ20~100cm、葉は退化して極く小さい鱗片状になり、その葉脇から基部がねじれた長さ1.5^2.5cmの葉状枝をだします。この厚くてかたく、先が針状に尖った緑色の枝が葉のように見えているのです。
雌雄別株で、花期は3^5月、葉状の枝の中央に淡いクリーム色の小さな花を1個つけます。
和名は、葉状枝がナギ:梛筏・竹柏の葉に似て、花を乗せた姿が筏のようであるところからきています。枝も葉も花もなかなかユニークな木です。

ヒメハギ:姫萩(白い房は何のため?)

2006-05-11 07:00:07 | 植物観察1日1題
ヒメハギ:姫萩(ヒメハギ科ヒメハギ属)は、東アジア、インド、ヒマラヤ、フィリッピンの温帯から熱帯に分布し、日本各地の日当たりのよい山野のどこにでも見られる常緑多年草で、別に珍しいものではないとのことですが、富田林市にある錦織公園ではじめて出会ったこの草の小さな花の先端についた白い房のようなものが珍しくて、地面にはいつくばって何枚も写真を撮ったことでした。
花の色や、形がハギの仲間に似て、姿が小さいところから、この名があります。茎は細くてかたく、斜上し花時10cmくらい、花後20cmくらいになります。葉は光沢があり長さ1cmくらい、花後2.5cmくらいになります。花期は4~7月、萼片は紅紫色で花弁と同じように見え、5個のうち2個はとくに大きく、花弁は筒状で、先端につく房のような付属体が特徴です。
仲間は多くありませんが、ヒメハギ科という立派に独立した科を立てているくらいですから、この花の形が結構珍しいということかもしれません。

ムベ:郁子・野木瓜(目出度いアケビ)

2006-05-10 05:44:46 | 植物観察1日1題
先日近所を散歩していて、高い木のうえに白い花がたくさん咲いているので何かと近づいてみるとムベの花でした。あまり山で自生を見る機会がないだけにこんな近くにと少し感激でした。
ムベ:郁子・野木瓜(アケビ科ムベ属)は、昔朝廷に献上した大贄が語源で、オオニエ→オオムベ→ウムベ→ウベ→ムベと転訛したといわれます。ことほど左様にこの実は貴重な山の幸であったことがうかがえます。事実、アケビの仲間では、美味しさの序列はムベ、ミツバアケビ、アケビだといわれています。
アケビに似て常緑なのでトキワアケビの別名もあります。葉は掌状複葉で5~7枚の小葉があり、アケビの2倍ほどの長さで、皮質、光沢があり、先が尖ります。
花は、雌雄異花で、4~5月総状花序につき、ともに花弁はなく、3個の萼が花弁のように見え淡黄緑色で内側に暗紅紫色の条があります。おなじアケビ科でも花の形はずいぶん違います。(写真は雌花)。
果実は長さ約6cmの楕円形でアケビと違いこちらは裂開しません。
幼苗の小葉は3~6個、成木では5~7個になり、七五三で目出度いと長命樹の名があり、庭木としてもよく植えられています。

ミツバアケビ:三葉木通・三葉通草(アケビより優れもの)

2006-05-09 04:25:29 | 植物観察1日1題
昨日の記事のように、普通アケビといえばアケビとミツバアケビを総称しますが、一般にはあまり呼ばれないミツバアケビのほうが、アケビに比べて、実も大きく、果皮が厚く色も美しい鮮紫色で、味も勝り、アケビ細工の蔓はアケビではなくミツバアケビの株元から長く伸びる蔓が使われるなどいろいろな点でアケビより優れています。ということは普通アケビというときはアケビではなくミツバアケビを指していることが多いということになります。
ミツバアケビ:三葉木通・三葉通草(アケビ科アケビ属)は、アケビと同様な分布をし、よく似た生態ですが、小葉が3枚で浅い波状の歯があります。アケビと同時期に咲く花はアケビより濃い黒紫色で容易に区別できます。
実を食べるだけではなく、果皮を油で炒めてもよく、若芽の先端も東北地方などではキノメと称して代表的な山菜になっているそうです。
アケビの仲間の花には蜜がなく、雄蕊に花粉があるだけだといいます。何もお土産のない雌蕊は、雄蕊に似せたより大きい花で虫を呼んでいるのではないかといわれています。偽看板にご注意というところでしょうか。
他にアケビとミツバアケビとの自然交雑種のゴヨウアケビがありますが、葉の数は5枚でアケビに、葉の形と花の色はミツバアケビに似ていて、見るからに両者の混血という感じです。


アケビ:木通・通草(幼い日の甘味いま何処)

2006-05-08 05:23:13 | 植物観察1日1題
太平洋戦争の戦況悪化につれてお菓子の類がすっかり姿を消した小学校生のころ、山で食べたとろりと甘いアケビの味は、幼い日の思い出として大人になっても忘れられないものでした。何十年か後、八百屋で見かけたアケビを買って食べてみましたが、やたら種が多いのが気になりすっかり幻滅でした。罪な飽食の時代です。
アケビ:木通・通草(アケビ科アケビ属)は、本州、四国、九州の山野に普通に生える落葉蔓低木です。わが国では、アケビは二つあり、植物界では一つをアケビ、一つをミツバアケビ(明日の記事)といって分けますが、一般にはこの両方の総称です。(他にこの両種の自然交雑種のゴヨウアケビもあります)
アケビとはその熟した実が口をあけた姿を形容し、開け実、あくび、開けつび(女陰)から来たという説や、仲間のムベが開かないのに開くからアケウベなどの諸説があります。
アケビは5個の長倒卵形全縁の小葉からなる掌状複葉をもち、4~5月淡い紫色の花序を垂下げます。雌雄同株で、同じ花序の基部に径2.5cmほどの雌花が1~3個、先端部に径1cmほどの雄花が多数つきます。
晩秋、長さ10cm内外、長楕円形淡紫色の果実が花梗に1~4個つき、熟すと縦にわれます。
乳白色の果肉は甘く昔は子供たちの大事なおやつになっていました。
アケビカズラ、山姫、テンテンコボシ、野木瓜などの別名があります。

ハナミズキ:花水木(磔に使われた美しい花木)

2006-05-07 06:50:37 | 植物観察1日1題
ハナミズキ:花水木(磔に使われた美しい花木)2006.5.6
数日家を空けて帰ったら、庭のハナミズキ:花水木(ミズキ科ミズキ属)が満開になっていました。
明治45年、時の東京市長尾崎行雄が桜の苗木を寄贈した返礼に、アメリカから東京市に贈られて来た話は有名ですが、実際にはそれより早く明治中期頃渡来したとされています。
当初はアメリカヤマボウシと呼ばれていたのがのちにハナミズキとして一般にひろがり、大きくて美しい花、あまり大きくならない、樹形が素直に伸びて選定が不要、病虫害に強いなどが好まれて、街路樹や庭木に多用されるようになり、いまや初夏の到来を告げる代表的な花木になっています。
けれどもdogwoodと呼ばれるこの木は、海の向こうでは、キリストの磔に使われた木という美しい花におよそ似つかわしくない伝説が残っているといいます。辛い役目に使われて嘆くこの木を慰めるためにイエスは、二度と十字架に使われないようにと、この木の幹を細くて折れ曲がった形にとどめるとともに、4枚の花弁(実は総苞)のうち2枚を短くして十字架を象らせ、それぞれの先端をねじり凹ませ薄茶色に染めて、磔のときの血痕として残し、花の中心に小さなバラの形をつけたといわれます。実際にはイエスの時代にエルサレムではハナミズキは自生していなっかたといいますから花の形から連想した後世の作り話でしょう。
蕾は擬宝珠形で前年9月に形成、4~5月に葉より早く開きます。原種は白色ですが、淡紅色や赤紅色などの改良種があります。
秋、石果は数個枝先につき真っ赤に色づきますが、ヤマボウシとちがいこちらは食べられません(12月14日記事)

ハナズオウ:花蘇芳(蘇芳色の花の木)

2006-05-02 06:10:35 | 植物観察1日1題
ある色の染料をとる木が先にあって、花の色がその色に似ているからと木の名が後からついたのがこのハナズオウ(マメ科ハナズオウ属)です。
スオウ:蘇芳は本来マメ科ジャケツイバラ属の小低木、インド、マレー原産の染料植物で、材および莢を煎じたものは古くから重要な染料とされてきました。この染料で染めた黒味を帯びた紅色も蘇芳と呼ばれます。くどくどしくなりましたがハナズオウは、スオウからとる黒紅色染料の色の花をつけるのでハナズオウ:花蘇芳というわけです。
ハナズオウは、中国北部原産の落葉樹で日本には江戸初期に渡来しました。現地では15mにもなるということですが、日本では2~5mの低木として公園や庭に広く栽培されます。
マメ科には珍しく単葉で、心形・全縁、花は4月、葉より早く開きます。1つの花芽に数個紅紫色の蝶形花を束生し、2週間ほど咲き続けます。
白い花のハナズオウもよく見かけます。意味上は白色の黒紫花という妙なことになりますが、白い花もある紫蘭の類でしょう。
豆果は長さ5~8cmの広線形で黒褐色、冬も枝に残ります。

シャガ:射干・著我(誰に見しょとて・・・)

2006-05-01 06:56:41 | 植物観察1日1題
本州以西のやや湿った木陰など少し暗いところに生える常緑多年草のシャガ:射干・著我(アヤメ科アヤメ属)は、どこにでも見られるのであまり注意を引かないようですが、近づいてみるとなかなか複雑で凝った形をしています。
高さ30~60cmの花茎を出し、上部で分枝して径約6cm、ごく淡い青紫色のアヤメ形の花をつけ、外花披片3個は縁に鋸歯のある倒卵形で大きく、中肋に鶏冠状の突起と黄斑があるのが特徴です。内花被3個は小型の狭倒卵形で斜めに開きます。
3倍体なので実は結ばず、地下茎から長い匍匐枝を伸ばして繁殖します。豪華な花ですがシャガにとっては意味のない装いといえます。
日本にもともとあったのものではなく、古い時代に中国からわたってきて野生化したものと見られています。
和名は、広剣状の光沢ある葉を持つことから、ヒオウギの漢名射干を音読みしたものです。
ちょっぴり気に入っているこの写真は、谷川のほとりに咲いていたシャガです。
やはりこの花には湿った薄暗いところが似合うようです。