昨日の話の続きです。
マロニエの近くに日本のトチノキも咲いていますよというと、彼女らはぜひ見たいといいます。大きな葉の間から、白い花がびっしり集まったこれも大きい花穂が上向きにつき、花弁の基部がほんのり赤みを帯びています。ベニバナトチノキとはずいぶん違います。洋風と和風の違いですねというと納得顔でした。
30cmほどもある円錐形の花穂には、直径15mmくらいの百数十個の花がつきますが、ほとんどが雌蕊を欠く雄花で、少数の両性花がつきます。花は8日間ほど咲きつづけ、初め黄色の花びらの斑点が日がたつにつれて赤くなります。これは送粉者のハチなどにもう蜜がないという信号だそうです。若い花に送粉者を誘う省エネ戦略です。
トチノキ:栃の木(トチノキ科トチノキ属)は、日本各地の谷沿いなどに生える30mほどにもなる落葉高木で、5~9枚の小葉からなる大きい掌状複葉をつけます。
栗のような形をした果実は渋くて有毒ですが、何遍も水にさらすなどして食用にされ、縄文の古くから栗と並んで重要な食料のひとつとなってきました。いまでも地方に行くと栃餅や栃煎餅として売られています。材はくせがなく、いろいろな用途に使われるなど、私たちと関係の深い木です。
ウマグリという別名がありますが、英語のhorse chestnut そのままです。
秋の黄葉や(10月31日記事)大きい冬芽(12月13日記事)などもよく目立ちます。
マロニエの近くに日本のトチノキも咲いていますよというと、彼女らはぜひ見たいといいます。大きな葉の間から、白い花がびっしり集まったこれも大きい花穂が上向きにつき、花弁の基部がほんのり赤みを帯びています。ベニバナトチノキとはずいぶん違います。洋風と和風の違いですねというと納得顔でした。
30cmほどもある円錐形の花穂には、直径15mmくらいの百数十個の花がつきますが、ほとんどが雌蕊を欠く雄花で、少数の両性花がつきます。花は8日間ほど咲きつづけ、初め黄色の花びらの斑点が日がたつにつれて赤くなります。これは送粉者のハチなどにもう蜜がないという信号だそうです。若い花に送粉者を誘う省エネ戦略です。
トチノキ:栃の木(トチノキ科トチノキ属)は、日本各地の谷沿いなどに生える30mほどにもなる落葉高木で、5~9枚の小葉からなる大きい掌状複葉をつけます。
栗のような形をした果実は渋くて有毒ですが、何遍も水にさらすなどして食用にされ、縄文の古くから栗と並んで重要な食料のひとつとなってきました。いまでも地方に行くと栃餅や栃煎餅として売られています。材はくせがなく、いろいろな用途に使われるなど、私たちと関係の深い木です。
ウマグリという別名がありますが、英語のhorse chestnut そのままです。
秋の黄葉や(10月31日記事)大きい冬芽(12月13日記事)などもよく目立ちます。