新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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クモキリソウ:雲切草(虫の形の花)

2009-06-19 06:23:35 | 植物観察1日1題

高槻北部の道端でクモキリソウ:雲切草(ラン科クモキリソウ属)を見つけました。
全草浅い緑色で草の中にまぎれて、同じ道は何回も歩いているのに、気がついたのは今回が初めてでした。
2年ほど前に蓼科高原の御泉水で初めて見て以来の出会いです。昨日のアマニュウもそうでしたが、信州の高原で見た草を地元で見ることは嬉しいことです。
林内に生える多年草で、長さ5~15cmの広卵形の葉は2個接して互生し、縁は細かく縮れています。6~8月淡緑色の花が総状に5~15個つきます。萼片、側花弁とも長さ約8mmで細い管状、唇弁はまるく下方に反り返ります。ずい柱の先端はカマキリ状で、黄色い花粉塊が見えます。
和名は雲散草の転訛、またはこの仲間は花が昆虫に似ているところから虫の名を冠することが多く、この草も蜘蛛散草からの転訛という説もあります。
普通は淡緑色の花でアオグモと呼ばれますが、クログモといわれる淡暗紫色の花をつけるのもあります。

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