近所の生垣の下から垂れ下がっていたムラサキゴテン:紫御殿(ツユクサ科トラディスカンティア属)を撮らしていただきました。ツユクサの仲間と同じように、花は午前中に開き午後には閉じます。
原産地は北米テキサスからメキシコです、昔から小形の観葉植物として育てられ、釣鉢用などに植えられてきました。
半耐寒性常緑性多年草で、建物の軒下などで越冬し、暖地では周年戸外栽培が可能です。地上部全体が強い紫色を呈し、春から秋にかけて伸びた茎の頂の葉の付け根に小さな桃色の花を咲かせます。
花径は約2cm、おしべの葯は黄色で、葉や茎、がくまで鮮紫色で美しく、用途も多様で、愛好者を楽しませてくれます。同じ科で、よく似て間違えやすい花にムラサキツユクサがありますが、こちらは葉が細長く、緑色です。