ツユクサ:露草(ツユクサ科ツユクサ属)といえば鮮やかなブルーで知られていますが、ある日裏六甲道場の道端で見かけたのは、少し白っぽい花でした。よく見ると花を包むようにしている苞の外側に白く長い毛があります。
昨年京都植物園で見た同じ色のツユクサにはヒメオニツユクサと表示がありました。珍しいから植物園にあるのかと思っていましたが、どこにでも見られるようで、ふつう別名ケツユクサと呼ばれているツユクサの変異種ではないかと思われます。シロイロツユクサ、ウスイロツユクサなどもあるそうですから、色が白っぽいのは区別点ではないかもしれません。
何気なく見ているツユクサですが、変異が多く、遺伝的に見ても染色体が異なるものがあるなど結構面白い草のようです。
ツユクサにまつわる話は05年9月11日記事で取り上げていますが、ヒメオニツユクサについては情報が少なく、なぜ名前にヒメとオニが同時についているのかなどは疑問のままです。