水田や川岸などの湿地にはえる高さ50~100㎝の一年草で、茎の上部は中空、葉は偶数羽状複葉、小葉は20~30対あり、線状長楕円形です。花は淡黄色で長さ約1cm、旗弁の基部に赤褐色の斑点があります。
和名の草合歓は、葉の形と、暗くなると小葉を閉じる睡眠運動をするのが合歓の木に似ているところからきています。
面白いのは細長くコルク質に包まれた豆鞘です。鞘には種子一粒ごとに切れ目が入っていて、その節から割れて、水に浮かんで運ばれてゆきます。水辺に育つ植物の子孫増殖の知恵です。
大きさはまったく違いますが、南方土産で人気があるモダマも同じ原理です。