アカソ:赤麻(雨露で粧う) 2008-09-22 06:16:53 | 植物観察1日1題 なんでもない草木が、雨や露を帯びるとはっとするほど美しいことがあります。 山道で頭上に見たアカソ:赤麻(イラクサ科カラムシ属)もそんな経験でした。 茎や葉柄が赤褐色を帯びるのでこの名があり、山地のやや湿ったところに生える多年草で、高さは50~80cm、茎はほとんど枝分かれ多くは斜めに立ち上がります。 雌雄同株で、雄花と雌花はそれぞれ別の穂につきます。雌花の花穂は赤みを帯び、茎の上部の葉の付け根につきます。雄花は淡黄白色で、茎の下部につき、かたまりが少しずつ間をあけて穂になります。