新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ヤマフジ:山藤(左か右か)

2007-04-29 07:09:56 | 植物観察1日1題

万博公園の渓の上に浅紫のヤマフジ:山藤(マメ科フジ属)が咲いています。
フジ(ノダフジ)に比べて、花穂が短く、花が上下ほぼ同時に咲きそろうことで区別されますが、何よりもはっきりするのは、蔓の巻きかたが、ヤマフジが左巻き(左手の拳を上から見て親指の方向と同じ)なのに対して、フジは反対の右巻きだということです。ところがこの左巻き、右巻きは人によって、図鑑によってまちまちで、下から見て巻きあがっていく方向を見るとヤマフジは右巻きになるというのです。見る人の位置関係から巻きかたが逆になるのですが、植物は下から伸びていくので後者のほうに分があるというひとと、わかりやすさからいえば拳説に利があるというのと意見が分かれています。
どちらでもいいようなものの、藤の花を見ると先ずどちら巻きかを見る妙な癖がついてしまいました。