新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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シロバナカラスノエンドウ:白花烏野豌豆 (白いカラス) 

2007-04-06 07:03:13 | 植物観察1日1題

大阪市立大学私市植物園の一角に、白い花のカラスノエンドウが何株か咲いていました。
単にカラスノエンドウの白花種なのか、別種なのか、植物園の職員に尋ねましたところ、まだ見たことないので調べておくとの答えでした。
仲間の友人が調べた結果を知らせてくれました。シロバナカラスノエンドウ、別名シロバナヤハズエンドウ(マメ科ソラマメ属)で、カラスノエンドウの白花品種ということです。
カラスノエンドウと別種なのかどうかですが、ネットに出ている学名を見るとカラスノエンドウの学名の後にいくつかの語がくっついているので(いくつか異なった表現がある)、別種が立てられているということかも知れません。
通常シロバナは、アルピノといわれる突然変異による色素欠損現象で、普通1個の劣性遺伝子に支配される形質ですが、花だけ白い変異体が生き延びて白花の系統になった例がこのシロバナカラスノエンドウだとありました。
それにしても、昨日のコゴメイヌノフグリといい、今日のシロバナカラスノエンドウといい、珍しいシロバナを見たのがいずれも植物園であったのは不思議です。まさか私たちを早く世に出してくれといっているとは思えないのですが。