新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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フウ:楓(和菓子のような花)

2007-04-20 06:56:50 | 植物観察1日1題

公園のフウ:楓(マンサク科フウ属)の花が咲いています。
中国中南部、台湾原産で日本には江戸時代に渡来したといわれる落葉高木で、普通3裂する葉は互生し対生のカエデの仲間とは区別されます。卵形の樹形、よく茂る葉、紅葉の美しさなどで公園や街路樹によく使われます。単にフウといわれますが、アメリカフウと区別するためにタンワンフウと呼ばれることもあります。
雌雄同株で、今咲いている花は、雄花序は総状に集まってつき、花弁がなく茶~黒の葯だけが目立ちます。面白いのは、下向きに1個つく紅色の雌花序で、よく見ると小豆餡を細く搾り出した和菓子のように見えます。
秋、果が多数集まった直径2.5~3cmの集合果をつけ、栗のイガのような果序振ると翼のある種子が出てきます。