新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ハラン:葉蘭(ハランかバランか)

2007-01-22 08:49:46 | 植物観察1日1題

弁当持参で出かけることが結構多いのですが、おかずの仕切りに例の緑色のビニール(バラン)を使っていたので、妻に、家に沢山あるのだから形はともかくせめて本物のハラン使ってくれと頼みました。面白いことに商売などではビニールをバラン、本物をハランといっているようです。
その本物のハラン:葉蘭(ユリ科ハラン属)は、中国原産で古くから日本各地で庭などに栽培されている多年草です。葉は、長さ30~40cm、主脈が隆起し左右不対称で、生花の花材、料理の彩り、食物を包むなどに使われます。
葉は誰にもおなじみですが、花や実は半ば土に埋まっているためあまり目立ちません。
この時季、根元を探すと去年春咲いた花が緑色の丸い果実になっています。
写真の、左右の緑色の球が果実、中ほどの茶色の粒が中に入っていた(多分前年の)種子、上の白いものは春に咲く蕾です。マルムシ(ダンゴムシ)なども見えて少々汚らしい写真ですが、実、種、蕾がそろっていたのであえて採用しました。
白い蕾がどんな花になるのか、しっかりフォローすることにしましょう。