新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ホオズキ:酸漿・鬼灯(網の中の鬼の灯)

2007-01-12 07:13:55 | 植物観察1日1題

近所の畑に霜枯れしたホオズキ:酸漿・鬼灯(ナス科ホオズキ属)を見つけました。
アジア原産といわれる多年草で、古くから庭などで栽培され、古事記にも登場し、各地で鬼灯市が開かれるなど、人々に親しまれているおなじみの植物です。
花のあと、萼が袋状にふくらみ果実を包みます。赤橙色にふくらんだ萼は、切花にされ盆花となります。
晩秋になると萼は網状の脈だけになり、袋の中の赤い果実が透けて見えます。
和名の起源として、果実を鳴らすとき頬を突き出すようにするから“頬突き”、ホウ(カメムシ)が好むから、文月(7月)に赤くなるから“フウズキ”からなどがありますが、どれも決め手にはならないみたいです。