家の前の土手に何本か植わっているヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属)の幹に大きな茸が重なって生えているのに気がつきました。
昨年、同じものを万博公園で見かけ、詳しい友人にサンプルを送って同定を頼んだりしているうち、再度行ったときには誰かにすっかり採られてしまっていてがっかりしたことがあったので、今度こそはと、先ず採集した上で、複数の友人に見てもらったところヒラタケ(ヒラタケ科)に間違いないとのお墨付きを頂きました。
ヒラタケは寒茸ともいわれ、主に晩秋から冬にかけ広葉樹まれに針葉樹の枯れ木などに多数重なりあって発生する中~大形の菌で、饅頭型から半円形に開き、柄は短く側生、偏心生、中心生で時に柄を欠きます。優秀な食菌で、「シメジ」の名で市販されます。
同定のお礼に、友人に半分進呈しましたら、早速その夜、すき焼きに入れたら美味しかったとのメールです。それまで絶対いやだと言っていた家内もこれでやっと料理をしてくれることになりました。
翌晩、毒見(?)の済んだヒラタケを当家ではバター炒めで味わったことでした。