新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ヤマネコノメソウ:山猫の目草(猫の細い瞳)

2006-04-17 06:48:18 | 植物観察1日1題
高槻摂津峡の遊歩道沿いにヤマネコノメソウ:山猫の目草(ユキノシタ科ネコノメソウ属)がごく細かい茶色の種をつけています。
ネコノメソウは種類が20近くもあるそうで、形も生えている場所もよく似ているので識別に骨が折れる草です。
一般にはヤマネコノメソウと単なるネコノメソウが多く、またこの2つは一見よく似ています。ヤマは葉が丸く互生、根生葉は長い柄を持つ、ただのネコは葉が小さくて対生、雄蕊が4個しかなくランナーで繁殖するなどが区別点になります。
和名の山猫の目草は、熟したさく果が2つに裂開したときの形が、猫の昼間の細い瞳孔に見立てたといわれます。写真をよく見ると、それらしい形が2~3箇所見えていますが、これなのでしょうか。