新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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クサギ:臭木(碧玉色の実)

2005-12-04 06:24:14 | 植物観察1日1題
クサギ:臭木(碧玉色の実)
子供のとき田舎で見慣れた草木の名前は、えてして地方名が多く、標準名を聞いて驚くことも多いのですが、このクサギ:臭木(クマツヅラ科クサギ属)は、田舎でも“臭木”でした。
名のとおり、葉に独特の臭気があるので敬遠する人が多いのですが、花は綺麗で芳香があります7月31日記事。そして秋、その花の赤い萼が平開して宿存し、十字の座布団のようになった上に、瀝青色に光る種子が乗って綺麗です。
先日、小学2年生のグループと歩いたとき、クサギの葉を嗅がして、どんな匂いがするかと尋ねると、臭い!というかと思ったのに、意外にもラーメンの匂いなど別の返事が返ってきました。驚いて皆に、いい匂いか嫌な匂いかどちらだと聞くと、約半分の児童がよい匂いと答えました。昔と食生活が変ったことなどが影響したのでしょうか、いまどきの子供の感覚に首をかしげたことでした。