新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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イボタノキ:疣取りの木、水蝋の木(虫から木の名)

2005-12-29 07:13:29 | 植物観察1日1題
山道でイボタノキ:疣取りの木、水蝋の木(モクセイ科イボタノキ属)が黒い実をつけていました。この変わった名前は、樹皮にイボタロウムシが寄生することからきたもので、イボタロウムシから取れるイボタロウは、家具や生糸の艶出しなどに用いられます。
山野の林縁などに生える落葉低木で高さ3mほど、細かく分枝し、若枝に細毛があり、樹皮のところどころに刺を生じます。葉は薄くて先端が丸いのが特徴です。
この仲間のセイヨウイボタノキはプリペットとも呼ばれ、枝が密生し刈り込みにも強いので、最近は生垣用として高い人気です。