祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

師走

2006-12-04 23:21:25 | Weblog
電話鳴り駆けつける闇月冴える
冬の菊白き花々祭壇上る
冷えし夜に供花に囲まる姉のいて

仕付け糸つきし晴れ着の冬灯下
ふくよかに紅も入りて逝く師走
枯芒広がる雲につぶやいて

恐れたいたことが現実となる。義姉が召された。着物が好きだった義姉の為、着せようと探してきたお嫁さん、薄い紫のお召し、紋には白布が貼られたままで仕付け糸が着いていた。御主人(義兄)の晴れの日、一緒に皇居へ着ていく為に作られたのだろうか。又、涙がこみ上げてしまう。残された義兄のため、息子夫婦が一緒に住むと皆の前で、宣言してくれたので、安心する。


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9 コメント

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御悔やみ (おおにし ひろし)
2006-12-05 21:24:01
電話鳴り駆けつける闇月冴える

義妹様の御逝去心より御悼み申し上げます。さぞ皆様、お悲しみのことと存じます。
 全句に、その様子と悲しみが満ち溢れ心痛みます。
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お悔やみ申しあげます (池田加代子)
2006-12-05 21:31:19
電話鳴り駆けつける闇月冴える
仕付け糸つきし晴れ着の冬灯下

お義姉さまのご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。
晴れの日を前にお亡くなりになった由、ご家族のご無念はいかばかりかと存じます。ご供養の日々を、どうかお体を大切にお過ごしください。
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月冴える (志賀たいじ)
2006-12-06 10:47:19
電話鳴り駆けつける闇月冴える
夜更けのことならぬ電話に駆けつける闇の月冴えが事が事だけに身も心にも凍りつきます。
お義姉様のご逝去、衷心よりお悔み申上げます。ご遺族の皆様のご心痛は如何ばかりかお察し致します。お義姉様の御冥福を心からお祈りいたします。
他の5句にも作者のお気持ちを充分に汲取らせて戴きました。
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師走 (鈴木誠子)
2006-12-06 18:51:20
全六句心にしみこみながら拝見させていただきました。悲しみの句でありながら一歩引いて静かに読んでいることに、深い悲しみが読み手に」伝わる思いです。お悔やみとともに静かに受けとめている作者に心から感動します。

ご冥福をお祈りします。
ありがとう御座いました。
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月冴える (今村七栄)
2006-12-06 22:13:00
電話鳴り駆けつける闇月冴える
冷えし夜に供花に囲まる姉のいて

お義姉様のご逝去、晴れの日を前にしてのこととでしたのね。ご一族の悔しさもいかばかりかと心よりお悔み申上げます。
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お悔やみ申しあげます (大給圭泉)
2006-12-07 07:17:43
仕付け糸つきし晴れ着の冬灯下

義妹様の御逝去心より御悼み申し上げます。
晴れの日を前にして皆様のご心痛は如何ばかりかとお察しいたしますと共に
お義姉様の御冥福を心からお祈りいたします。
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お礼 (祝恵子)
2006-12-07 19:57:22
おおにしひろしさま
池田加代子さま
志賀たいじさま
鈴木誠子さま
今村七栄さま
大給圭泉さま
皆様にお礼申し上げます。今は寂しさで一杯ですが、一日を大切にして過ごそうと思います。有難うございました。
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師走 (かわな ますみ)
2006-12-11 16:05:14
お義姉さまのご逝去心よりお悔やみ申し上げます。皇居への拝謁の日を前になさってのこと、皆さまのご心痛もさぞやとお察しいたします。

ふくよかに紅も入りて逝く師走

御句から、お義姉さまの優しいお顔と、恵子さまの愛情深い眼差しが、静かに伝わります。ご夫君さまの受章を大切に胸におさめられ、召されたことと存じます。遥かにご冥福をお祈り申し上げます。
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お礼 (祝恵子)
2006-12-11 19:21:33
かわな ますみさま、度々優しいコメントを、有難うございます。最後のお化粧がなされ、ふくよかなやさしいお顔で眠っているようでした。
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