祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

エンマコオロギ

2014-10-04 10:43:18 | Weblog


訃報届くエンマコオロギ鳴き続く
秋旅は通夜へ急ぐさくら号

喪主となる姪の健気さ秋の葬
秋天へ遺影の笑顔進みゆく

月見あぐ初七日すみし安堵から
障子の間窓を開ければ金木犀



朝、子メダカの群れの鉢に何やらうごめく物がいる。黒くてメダカたちより大きく、足を上げてもがいている。いつも鳴いてくれているエンマコオロギみたいです。助け上げて横の鉢の土の上に置くとまだ足を上にあげてもがいている。私と同じ不器用だねと思い、草を足の上に置くや否や、目の前からいなくなった。とんでもなくすばやいじゃないと。忘れていた。暗くなるとコオロギが玄関先から鳴きだし始め、ああ無事だったんだなと思っていたら、少しして小倉の兄の訃報がとどいた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿