祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

裸木

2015-12-23 09:10:55 | Weblog


美容室出れば冷たき風にあう
美容室帰りに触れてサンタさん

百二歳喪中のハガキ師走雨
ブロッコリー葉より抜けだす房の見え

裸木や青空につん枝延す
頂きし柚子の数個は湯船中

藁束のかぶせられたる冬の畑
冬畳に箪笥はずれし扉立て






洋服ダンスの両開きの片方だけの扉を開けた途端、開くはずのドアが私にもたれかかってきた、あれあれと思っている間に上二つの金具が壊れて、寄りかかってきたらしく、その重みで、下の金具も折れてしまい扉が完全に外れてしまった。何だか可笑しくなる。考えてみるに、三十数年何回開けしめしたであろうか。ごくろうさまでした、です。電化製品などの冷蔵庫やテレビなどは数回買い換えていますのに、よくもったものです。