簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

信濃川と千曲川 (JR全線乗潰しの旅)

2015-06-29 | Weblog


 今回も「青春18きっぷ」を使った旅であった。長岡で遊んだ帰り、上越線に乗って
みる。豊かな米所、越後平野に位置する長岡を出て、次の宮内で上越線に入ると
列車は、暫く日本一長い信濃川と並走する。



 この信濃川と言うのは新潟県内での呼び方で、長野県内では千曲川と呼ばれ
ている。秩父山地に源を発し、全長が367キロメートルの一級河川で、実際の長
さでは信濃川が153キロメートルなのに対し、千曲川の部分は214キロメートルと
こちらの方がはるかに長い。
 だから千曲川と呼んでも良さそうに思うが、河川法での呼び名は「一級河川・
信濃川」となっている不思議な川である。



 水系全体の流域面積は、ほぼ新潟県の面積と同じで、それは利根川、石狩川に
次いで、日本では3番目に広いと言う。



 鉄道が開通する前は、豊富な水量に恵まれて、船運が発達したところだ。
上流の山の幸を下流に運び、下流の海の幸を上流に運ぶ、当然年貢米もこれで
運ばれた。この船賃は当時の藩の貴重な財源となっていたのであろう。
そんな船運も昭和30年代の半ばには無くなってしまったと言う。



 沿線は長閑である。牛の角突きや錦鯉の養殖で知られた小千谷、飯山線の分岐
駅・越後川口を過ぎるとその信濃川は離れ、代わりに支流の魚野川が車窓左手に
着かず離れず見えてくる。
上越新幹線がトンネルに隠れるあたりが魚沼盆地、あの有名なコシヒカリの米どこ
ろ、車窓からは豊かに実る田圃が広がって見える。(続)





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