簾 満月「バスの助手席」

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四国第79番霊場天皇寺(四国遍路の旅)

2014-07-14 | Weblog
 八十場の霊泉から200mほど緩い坂を登ると、いつの間にか白峰神社の境内に
入り込む。巨木が鬱蒼と茂る境内は広く、ゆったりと社殿などが配置されている。
うっかりしていると間違えそうであるが、ここは札所ではなく、79番札所・高照院は
その隣接地、すぐ隣である。



 元々は一体で神社の方が札所だったものが、明治の神仏分離令でご本尊が末
寺に移され、今の形になったと言われている。



 正面に回ると「四国第79番霊場天皇寺」と書かれた立派な石碑と、「崇徳上皇白
峰宮」と書かれた看板、「崇徳天皇」と書かれた扁額のある赤い鳥居が建っている。
この鳥居がまた珍しいもので、正面の大きな鳥居の両脇に小さな鳥居が、“ハ”の
字のように開いて構え、さらに笠木の上には瓦も葺かれている。
余り見かけることのない鳥居である。





 配流され、強い恨みを残しながら当地で崩御した崇徳上皇は、その後怨霊が人々
を畏れさせた。そのため長いこと居住されていたこの地に白峰宮を建立し、寺号を
天皇寺と改め鎮魂に努めたと言われている。



 境内から納経所に至る途中に、何やら不思議な形をした門が有る。
薄桃色に塗られた門に、角を付け傾斜のきつい屋根(?)を持ち、その上に鳥らし
きものが飾られている。壁に描かれている模様は、何やら中華風で、何とも日本の
お寺にはそぐわない不思議な門である。何か謂れでもあるかと思ったが良く解らな
かった。(続)





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