簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

讃岐路の地勢(四国遍路の旅)

2014-07-16 | Weblog
 高照院を背に、桜並木の参道から再び旧道に出て国分寺に向けて歩き出す。
7キロ弱、2時間も見ておけば十分である。
暫くは、JR予讃線に沿って、住宅地の中の道をのんびりと歩く。





 香川県は、南部に千メートルまで程度の讃岐山脈が東西に延び、北部は瀬戸内
海に望んでいて、面積が全国で一番狭い県でもある。
 瀬戸内式気候で、年間を通じて気温は温暖で少雨である。そのためここら辺りで
はいたるところで大小の溜池を目にしながら歩くことに成る。



 讃岐路に入ってこれまでの札所は、その間の距離が比較的短くて、一日に何か
所もの札所を打つことも可能で、これは歩きにとっては楽でありがたい。
これはこの地が、三豊・丸亀・高松の主要な平野に代表される、讃岐平野と呼ばれ
る狭い範囲に集中して札所が配置されているからである。



 しかし一方では、讃岐特有の地勢である、火山性の出塊群と言われる、台地状、
円鋳状のお椀を伏せたような小山が沢山あり、そんな中、札所はその山麓や中腹に
構えていることが往々にあり、最後に苦しい山道や石段上りがあり、苦しめられると
いうこともある。
 しかし、苦しい石段や山登りを終えれば、必ず楽な下り坂というご褒美も頂けるの
で、良くしたものでもある。

 

 JR鴨川駅の近くで線路を渡り、綾川に架かる橋を渡り土手道を歩く。
途中「おもてなしステーション」が有ったが、休むほどの疲れも無く、そのまま通り過
ぎ、国道33号線で小さな峠を越えると旧国分寺町の町並みが見えて来る。
 府中高架橋の手前で側道に入り、そこを左折、旧道へと入ると札所は近い。(続)






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