簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

海鳥従え (JR全線乗潰しの旅)

2013-07-12 | Weblog
 船は、新潟の街並みを遠望しながら信濃川を下る。
やがて10分ほどで川の両岸は遠ざかり、日本海に向け大きく間口を広げる中央部を、
外洋に向かって乗り出して行く。





 日本海は、波も穏やかな航海日和だ。
港を出てもう相当時間が経とうと言うのに、疲れを知らぬ沢山の海鳥がまだ追いか
けてくる。



  「おけさ丸」は総トン数5862t、最大旅客定員1705名、最大速力23.4ノットを誇る
佐渡汽船の保有するフェリーの中では最大級の船である。
ロビーの豪華な造りに驚き、船内の売店を覗き、船内設備のチェックに歩き廻る。



 1階2階は車両甲板、3階4階には1・2等の船室・ゲームルーム・ペットルーム・喫煙
室・売店などが、5階は特等船室、そして最上階にはスイートルームが整備されている。
 エントランスの案内所では、有料で毛布の貸し出しも有るので、ジュータン敷き船室で
横に成る時に利用すると良い。



 3階にはスナックがあり、ラーメンや丼物等の軽食が用意されている。
その中でもお勧めは、“イカ芽カブ丼”で、アツアツのご飯に、イカと芽カブを乗せた
だけのシンプル丼ではあるが、これが思いの他美味しかった。





 順調に航海を続ける中、後発の高速船が白波を蹴立て、海面を跳ねるように飛んで
行った。さすがに早い、あっという間に右舷から追い越して行く。
 その船影が小さく成った僅か先に、薄らと島影が見えて来た。さすがの海鳥もここ
まではついてこず、いつの間にかその姿を消している。(続)






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