簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

紀ノ川ルート(四国遍路の旅・高野山編)

2015-09-04 | Weblog
 高野山には、歩いて行こう。
当初、無謀とも思われた計画は、いつの間にか二人の共通の認識に変わり、四国
を満願した今ではこの先で現実に行われようとしている。



 計画はこうだ。
88番を打ち終えたら、1番に戻り、その後は徳島からフェリーターミナルを目指し、
船で和歌山にわたり、そこから高野山に登ることを考えていた。



 大窪寺から霊山寺までは41キロ余り、ここから徳島を経て港までが20キロほどだ。
徳島と和歌山の間はフェリーで130分余り、一日に9便ほどの航行がある。
上陸した和歌山港からは、和歌山市内、粉河などの集落を抜け、紀ノ川に沿って東
進、高野山のお膝元、九度山下までが45キロほどで、ここまででざっと106キロほど
の道程である。



 ここから慈尊院に向かい、高野山への登山道である町石道で山上の壇上伽藍ま
でがおよそ24キロ、7時間余りの所要と言われている。



 となると普通の足なら5泊か6泊、まあ1週間も見ておけば、高野山金剛峰寺から
奥の院の大師御廟を訪ねることが出来そうである。
 が、ぐうたらな二人の足は、一週間も歩き続けるなんてことは到底考えられず、
当然春秋の二回に分けた行程を考えることになる。



 2014年の秋、どうにか無事に大窪寺に辿り着き、その後霊山寺まで戻り一連の
四国遍路歩きを終えて、その先をどう進めるべきか調べる日々が続いていた。

 本屋さんの店先で関連する書籍をあさり、あるいは県立図書館に通い、はたま
たネットで調べを進めるうちに、そこで「高野街道」の存在を知ることに成る。
(写真:四国遍路道・七子峠越え)(続)





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