小学生の頃、友達の家の庭に大きなソテツ(蘇鉄)があって、『このソテツは鉄を食べて育つから家からどんな鉄でもいいから持ってきて欲しい』と、言われたことがあった。
釘やハリガネの錆びたもの、鉄の鍋などを茎に差し込んだりしたものだ。何しろ高さ5mほどのものが4~5本あったと記憶する。
何ヶ月もすると鉄が細くなっていたことを思い出す。
光専寺の境内のソテツ。
ここ、桜井市大福・光専寺の境内。6~7本の太い幹が高く聳えている。
葉っぱは羽状に広げて葉先は尖っている。雌株は数年に一度咲くとか。これは雌木だろうか朱色の大きな卵形の種が見えている。
ソテツの実かな?
この種を採って植えれば育つそうだ。今度、貰ってこようかなぁ。種は数十年物の大きなソテツでしか採れないとか。芽が出るまでに1,2年掛かるので、気長に水を切らさないように育てなければなりません。
この木は、寺院に似合うのかお寺の境内で見かけるが、大きな庭園や民家でもある。時には1000年を越す、古木もあり、国の天然記念物に指定されているものもあります。
九州南部以南の海岸などに分布する常緑低木で、高さ2~5mになる。幹には年輪がない。花期は7~8月、雌雄異株で、雌花は長さ20cmの半円球の花房になり、褐色の腺毛が密生する。
桜井市大福・光専寺です。
ソテツ科ソテツ属はオーストラリア・アフリカ・日本など広い範囲で約20種類の仲間が知られている。その中で一般にソテツと呼ばれ庭木や観葉植物として親しまれているものは、九州南部~ジャワにかけて分布する「シカス・レヴォルタ」という種らしい。
おそらくこのソテツも「シカス・レヴォルタ」なのだろう。
図鑑を見ると、蘇鉄の名前の由来は、この木が衰えたときに幹に鉄くぎを打ち込んだり鉄類を株元に与えるとよみがえって元気になるという「いわれ」になっているとか。やはり、クギなどの鉄を食べるのです。
光専寺の境内には、大きなイチョウの古木もありました。
赤いソテツの実も熟れる頃・・・・と唄われている沖縄等南国を代表する樹ですよネ。 北の方では、温室以外は見れませんが、種子は有毒だそうで水にさらして澱粉をとっていたとか・・・・?。
ソテツは房総、伊豆半島にあったような気がしますが?
鉄分はミネラル分として必要なのは判るような気がしますがそんなに食べるんですか?ホントいろいろありますネ
字はの通りホントに鉄で蘇るなんて不思議です。
静岡に、大きなソテツがたくさん植えられていて、
名物になっているお寺がありました。
暖かいせいか、静岡あたりにはお寺でもよく見かけます。
「ソテツ地獄」といい食糧難の時、これを食べるのですが毒抜きが完全に行かず苦しむのだそうです。