斑入り藪蘭(ヤブラン)の花が咲いている。白と紫色。
普通の藪蘭は、山裾で採ってきて既にグリーンの実が出来ている。
紫の花のほうは、これから咲くのだ。
藪蘭は、万葉集では「山菅(ヤマスゲ)」として14首ほど詠われているとか・・・。
でも山菅は、「蛇の髭(ジャノヒゲ)又は竜の髭(リュウノヒゲ)」とか「カンスゲ」という説もあるとか。どうもハッキリしないが・・・。
ぬばたまの 黒髪山の山菅に 小雨降りしきしくしく思ほゆ (柿本人麻呂)
<奈良・黒髪山の山菅(やますげ)に小雨が絶え間無く降るように、ずっーとあの人のことを思っています。>
この「山菅」は、ヤブランなのか竜のヒゲなのか・・??
この藪蘭の根の肥大した部分は、滋養強壮や鎮咳、去痰、強心利尿などの薬効があるとか・・・・。昔の人は、クスリとして重宝していたのだろう。
春蘭(シュンラン)や吉祥草(キチジョウソウ)の葉に似ており、また、丸い実が成ることも似ています。
<参考>
▲「春蘭」です。野生蘭の一つで東洋ランとして観賞用として人気があります。
この実は野鳥が好物なんです。特にキレンジャクは集団で来て食べつくすとまた別の場所に移動していきます。
紫色のは、我が家にもありますけど、白いのってあまり見ませんね!
それにしても、1枚目のお写真、小さな花なのに上手に撮影されてて、すごいわ~。
私、いつもブレブレのボケボケになっちゃうんですよねぇ~涙。
忙しさにかまけてご無沙汰しました
こちらの庭も紫のヤブランがたくさん咲いております、きれいです。いろんな薬効がありますね、漢方に詳しいといろいろ役立ちそうです
写真はやわらかにきれいに撮れていますね
ヤブランの葉を乾燥しますと、
綺麗に出来上がるそうなんです。
うちにあるのも薮蘭のようです。
他所から頂いた、細い葉で白い縦に線と言うか筋が入っている、
触ると手が切れそうな感じのザラットした葉の植物の名前が前から分からなくて、
似ていたもので、お尋ねいたしました。
蘭の種類なんですね。
良くわかりました。ありがとうございました。
↓の二つの写真の、右が薮蘭、左がシュンランでしょうか?
ヤブランは葉がなめらかですか?
シュンランは、葉の端で手が切れそうな感じのザラッとした葉でしょうか?
単純に名前と植物が一致しません。
綺麗な花がどちらも付くのですね~。