スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

薬師三尊と満月

2023-09-18 05:00:00 | アーカイブ・PHOTO 爽秋のころ
昔、撮った写真を整理していると、日の目をみなかったものも多く、撮ったことさえ忘れているものもある。

そんな中のひとつ、ある満月の夜、扉が開いていた薬師三尊石仏と月とのコラボです。


▲桜井市忍阪 石位寺 薬師三尊石仏 (国・重要文化財)  2013.9.19撮影


『蝶しげき梅雨の薊に薬師仏』「秋櫻子俳句と奈良大和路」石井庄司著より

石位寺にお参りされたときに詠まれた句です。

 水原秋櫻子(しゅうおうし) (明治二十五年~昭和五十六年) 俳人・医学博士 「馬酔木」主宰




    

王献之 《豹奴帖》

2023-09-18 05:00:00 | 筆文字に親しむ


「 豹奴 此月惟省一書,亦不足慰懷。深悉足下情素耳」

豹奴(ひょうど)は此の月唯(ただ)一書を省(せい)するのみ。亦懐いを慰むるに足らず。
深く足下の情素を悉(つく)すのみ。

王献之(おうけんし)は、蘭亭序(らんていじょ)の作者として有名な王羲之(おうぎし)の第七子の末っ子です。

王献之の書体の特徴は、行書と草書とを一体とした「行草書」であるといわれています。
特に連綿を多用し、5字あるいは1行すべてを連ねることも・・・。

王献之の行草作品《豹奴帖》を臨書してみました。
この豹奴帖は、比較的連綿が少ないので、手本には良いのですが・・・

行草書・・・好きなのですが・・・もっと練習が必要です。