関西花の寺第19番の「長岳寺」のヒラドツツジとカキツバタが見頃を迎えています。
この長岳寺は、淳和天皇の勅願で天長元年(824年)、弘法大師によって開かれ、かっては48の堂宇があった由緒あるお寺なのです。
手入れされた境内と浄土式庭園の景色は、カメラマンにとっても絶好の撮影場所として人気があります。
<昨年の長岳寺の様子>
高台にある大門から少し下ると、小川を挟んだ参道の両側には、背丈を越すヒラドツツジが迎えてくれます。満開のツツジが咲く参道は・・・まさに花道です。
受付を通り、すぐ左手にあるのは、今は庫裡として使われている旧地蔵院。室町時代の書院造りと庭園が綺麗です。
日本最古・平安時代に造られた入母屋造り杮(こけら)葺きの形の良い鐘楼門を潜ると、新緑に囲まれた境内の中に見頃を迎えた花々が迎えてくれます。
本堂前の放生池には、紫色のカキツバタが咲き始め、周りのツツジの朱色や桃色の組み合わせが絵になります。
花に囲まれた極楽浄土の世界に導かれます。
▲本堂前にはツツジが・・・池にはカキツバタが咲き始めました。
▲上左:大門からの参道にはヒラドツツジが満開です。上右:庫裡の庭も満開です。
下左:本堂前のツツジ。池の渕に咲いているオオデマリを入れました。下右:奥に鐘楼門が見えます。
▲本堂前から眺めると・・・。
▲本堂に向かって観ると・・・。
▲紫色のカキツバタがもう少し咲けば・・・もっと見事でしょうね。
▲放生池には鯉も泳ぎ、時折飛び跳ねて、驚かされることもあります。
▲境内の高台から鐘楼門を臨むと・・・。
▲鐘楼門をくぐるとこの光景が目に飛び込んできます。