いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

高橋政男作陶展

2007年09月03日 09時47分18秒 | 兎に角書きたいの!
 横浜高島屋7階美術画廊で8月29日~9月4日まで高橋政男作陶展が開催されている。昭和15年信楽生まれで日展に31回入選されている。横浜高島屋では2年ごとに作陶展を開催されている。
 昨日、妻と作陶展へ出かけた。今回は1年ぶりの再会である。美術画廊内に多くの大作の作品と家庭用雑器が片隅に遠慮がちに並べられていた。ご夫婦で來浜されており今回は娘さん夫婦も滋賀から見え今3け月の身持ちであるとのこと。
 奥さんが、作品の説明をしてくださった。先生ご夫婦は、恐らく私たちはこの作品が気に入るだろうと話されていた作品に、私たちの目は留まった。残念ながらその作品の名札には赤丸のシールが貼られていた。残念ながら別の作品を求めることにした。私どもは専ら家庭用雑器を求めており、食卓に先生の器が並ばない日はない。
 作品などを写真に収め歓談に移り、出された湯呑の器が気に入り、いい作品ですと言いながら先生もこのような雑器をもっと多く並べればいいのにと進言したが首を縦には振らなかった。この器は、この画廊で使用するために作りました、との返答で、その辺は奥様も十分に承知されていた。恐らく芸術家としてのプライドがそれを許さないのだろうと私は思った。
 作品の中に、虹模様があらわされてい花瓶があった。その模様は、還元による模様で偶然の絵柄模様であると。
 先生は、今は登り窯ではなく電気釜を使用されているとのことである。そして、この還元模様は木の煙によって生み出されるものであると。釜への投木は、松の木でその煙によって様々な模様が描かれていく。私は自然釉は、燃える木の灰が付着することしか知らなかったが、煙による還元があると言うことを知り、貴重な体験をさせていただいた。
 帰り際に、先生からこれをどうぞと、例の湯呑を別途作成されたものを手渡された。何時もは、その後食事をするのだが娘さん夫婦が同行していること、私どもも娘の家族がおり、1時間足らずの作品鑑賞、歓談で次回のお会いを約束して美術画廊を後にした。

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