いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

花束の極意 70編

2005年09月09日 08時07分38秒 | 娘のエッセイ
 花束を誰かにプレゼントする時、どんなふうにオーダーしていますか?
 花屋の店先で「五千円で適当にお願い」って頼んでしまうのでは?そんなつま

らない注文の仕方なんて勿体ない。もっと楽しく注文してみませんか。大丈夫。
花の名前をまったく知らない男の方だって、素敵な花束を作ってもらうことがで
きます。

 まず、プレゼントする相手のことを思い浮かべて見ましょう。例えば、奥様。
彼女はどんな色が好きだったかしら。そう、紫色が好きな方……だったら白・
薄桃色・桃色・紫のグランデーションで作ってもらったらどう?

特にスイートピーなど透明感のある花を使って小さくまとめてもらえば、ふんわ
りと優しい雰囲気の愛らしい花束ができるはず。

 奥様の好きな色なんて知らない。でも、確かガーべラが好きだったな……なん
て方。だったら花屋に揃っているがーべラの全ての色を使ってもらってみても
面白い。きっと賑やかで楽しいものに仕上がるはず。

 あら、どちらもお手上げ? それなら奥様のことを店員に話しちゃいましょう。
こんなエピソードを聞いたことがあります。ある日、花屋にひとりの男性がやっ
てきました。

 彼は店員に一枚の写真を見せて言いました。「この女性にプロポーズする時
に渡す花束を作って欲しい」店員の女性は、気合を入れてその花束を作ったと
のことです。粋なお話。

 さて花束といえば、ウェディングブーケがありますね。今やブーケの政策は花
屋の仕事。或いは新婦自身や、その友人知人が作ったりすることも。

でもこのブーケ、昔西洋で男性が女性に求婚する時に渡したもの。男性は彼女
の家に行く途中、野の花を剣で切って持って行きます。それを貰った女性は、
OKの意味で花束の中の花を一本取って、男性に渡しました。

 それが現在、新郎が胸元につけるブートニアに。ただのお飾りに思えるブーケ
にも、実はこんな由来があったんですね。
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2 コメント

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なるほど (花子)
2005-09-09 13:00:03
花束を作ってもらう時って、なんだかドキドキしますよね。

以前、すごく嬉しいことがあった時に街を歩いていて花屋さんを見つけたので自分に花束を作ってもらったことがあります。

人にプレゼントするのでなくてもドキドキワクワクするもんなんだな~と思いました。

でも、できることなら誰かからプレゼントされたいですけどね~
返信する
 (いろはに踊る)
2005-09-11 18:39:29
 女の方が、これほど花に引かれるということは何でしょうかね。先天的なものでしょうか。妻も娘も花には目がありません。花に対しては動物に接するように言葉を掛けながら手入れをしています。

 貴女に素晴らしい花束が届くことを願っています。貴女の好きな花束を彼が。
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