いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

交声曲「海道東征」

2017年12月20日 10時25分19秒 | おやじ日記
 12月19日(火)ミューザ川崎シンフォニーホールにて交声曲「海道東征」公演に妻とともに出かけた。以前大阪で開催されたとき是非聴きたいとの思いを抱いていたところはからずも近くの川崎で開催されることになり楽しみに待っていた。海道東征は、信時 潔作曲・北原白秋作詩によるものである。これは昭和15年「皇紀2600年奉祝行事」の祝典として、日本建国の神話を日本書紀や古事記にの記述をもとに、国生み、天孫降臨、神武東征、大和政権の自立までが描かれているもので開演から終演まで人による言葉は一言もなく管弦楽、独唱、重唱、合唱がみごとな響きを与えてくれた。作詞は、第Ⅰ章高千穂・第2章大和思慕・第3章御船出・第4章御船謡・第5章速吸と菟狭(うさ)・第6章海道回顧・第7章白肩の津上陸・第8章天業恢弘(かいこう)と8章からなっている。
 なお信時 潔作曲「海ゆかば」の演奏も行われた。
   海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 大君の 辺にこそ死なめ かへりみはせじ
これは「万葉集の巻18にある大伴家持の長歌の一節からとったものである。
              

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