いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

いじめの発端は国会にあり

2007年01月27日 07時59分46秒 | 兎に角書きたいの!
 1月26日通常国会が開会された。開会にあたり「安倍首相の施政方針演説」が行われた。その内容等については、TV,新聞等で詳しく報じられている。
 私が常々思っていることは、施政方針演説に対する野党のコメントである。今回は、読売新聞ではあるが野党のコメントをほとんど掲載していない。以前は、野党党首のコメントを詳しく掲載していた。今回はTVではそのまま報道されていた。
 読売の掲載内容を見てみると小さく掲載されている。
 民主党の鳩山幹事長「『美しい国』という言葉が何度も使われているが、中身がさっぱり伝わってこない。空虚な言葉遊びを脱し、国民の暮らしに資する政治をおこなってもらいたい」と批判した。
 「政治を行ってもらいたい」と言う言葉まるで国民が言う言葉で野党の党首が発する言葉ではないだろ。貴方は政治家です。私ならこうゆう政治をすると言ってもらいたい。まるで傍観者の響きである。
 共産党の志位委員長「あれだけ長い演説の中で格差と言う言葉も、貧困ということばもなかった」とコメントした。格差って一体何なんだ。格差は何にでもある。身長、体重、物の値段、年齢、寿命、子供の数、進学率、早い遅い、収入、働く時間などなどこの世はすべてが格差である。
 とまあー、人のいうことに悪意を持ってすれば批判とけなししそこからは建設的な発想提言は出てこない。
 これまでは、野党のコメントはすべて活字となって報道されていた。今回は、ある文章のなかのつまみとして報道された。ようやくマスコミも野党のコメントが如何に空虚なものかを悟ったようだ。野党のコメントは、聞かなくても分かる。けなし、批判しかないからである。
 マスコミなどの報道、放映を見ていると、人の発言に対しては、まず褒めてはいけない、提言をしてもならない、けなしなさい、兎に角批判しなさいと人を貶めることが正義であり正しいのだということをマスコミを媒介に政治家は国民に見本を示している。こんな状況を見せられたら世の中はすさんでいく力のほうが強くなる。子供たちがこのような状況を見れば、兎に角批判しなさい、人を貶めなさいと言うことが堂々と行われているから子供たちもそうすることが悪いことではなく正しいことなのだと理解するだろう。
 あえて極論するが、いじめの芽を育てているのは政治家だと言いたい。
人を批判するのは簡単なことである。誰にでも出来る行為である。政治家であったら、「……政治を行ってもらいたい」などの傍観者の発言、コメントではなく私たちはそのためには「こうゆう政治を提言し行う」と言ってもらいたいのである。
 私はそれを待っている。
 

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