菅総理のメッセージ

　3月25日午後7時34分から48分、菅総理の記者会見が行われた。その内容の概要を記載してみる。

　「被災された皆さんに心からお見舞い申し上げる。政府は２つのことに全力を挙げている。
　まず原発については自衛隊、警察、東京や大阪などからの消防隊の皆さんが命がけで活動をされていることに敬意と感謝を表したい。被爆により病院に搬送された方にもお見舞い申し上げたい。冷却機能の復旧に向け、官民一体で米軍などの支援もいただき、事態の収拾に全力を挙げている。放射性物質の食物などへの影響はモニタリングの情報を公開し、健康への影響も説明してきた。農家や酪農家などには損害を与えていることをおわびしたい。確実な補償と支援を行うことに万全を期したい。
　また、支援物質の供給を引き続き充実させる。復旧・復興には生活、生産活動の両面から地域全体、暮らしの再建が必要だ。震災に伴う負担を社会全体で分かち合う姿勢で臨んでいくので、勇気を奮って復興に向けて歩んでほしい。
　政府は全ての能力を発揮する姿勢で全力を挙げている。被災者をはじめ国民が戦後最大の危機に、力を合わせて乗り越えていこうではありますんか。」

　日本国を守り日本国民を守る日本のリーダ菅総理の国民に向けたメッセージである。このメッセージをどのように受け止めるかは様々であろう。私は、これが未曾有の災害に立ち向かう指揮官の言葉だとは残念ながら思えない。残念だが生命を賭して立ち向かうと宣言された菅総理の言葉だとは思えなのである。