いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

江の島裸弁財天

2012年04月26日 09時56分40秒 | 兎に角書きたいの!
 先日、妻と共にのんびりと江の島めぐりをしてきた。50年前の江の島とは様変わりしてとてもよく整備されていた。おかげでいろいろな発見があった。なかでも「奉安殿」内に安置された、裸弁財天(妙音弁財天)に改めて魅力を感じた。特に口元が。

 江の島弁財天は、安芸の宮島、近江の竹生島と並び、日本三大弁財天の一つに数えられている。
  「さながらに 生けるが如く 見まつりぬ 御神ながらも 肌ゆたかなり」と沼田輔が裸弁財天の美しさを讃えた碑が建立されている。与謝野晶子の詠んだ「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼(しゃかむに)は 美男におはす 夏木立かな」と一対をなしていると評されている。 

 これに関して、奈良県・法華寺に安置されている「木造十一面観音立像・平安時代・国宝)が思い起こされる。「失われた椅子」渡辺淳一著・文庫本に収録されている「ぼし反張女仏」と題する短編小説に「パピンスキー反射・医学用語」を起点として通常の十一面観音立像と比べて法華寺の十一面観音には一箇所異なった彫刻がされていることに疑問を感じて話が展開されていく。

 興味のある方は一読をおすすめする。江の島の裸弁財天と相通じるものがある。と私は思う。

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