いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

自分史完成!

2006年08月09日 11時07分17秒 | 兎に角書きたいの!
 7月に5回、自分史作成講座を受講した。斉藤美枝先生のご指導を受けながら
受講者12名はそれぞれの思いの原稿を書き上げた。
 サラリーマン生活を終えて・関東大震災と横浜大空襲・戸籍がない!・はじ
めての記憶・生い立ちとそして私の人生……と、私は「家族の出会いそれぞれ
に」と題して記述した。それぞれの文章に味がありこのような人生もあるのだ
と教えてくれた。中には写真も挿入して、焼死体の写真には大きな衝撃を受け
た。全てが実体験の記述であるから記述内容に迫力と説得力が間じかに迫って
くる。63ページの文集「あじさい」が出来上がった。それを手に取る気持ち何
とも言えぬ満足感と言うか成し遂げた心の充実感が広がってくる。
 文集名「あじさい」は私の提案で、これが受け入れられ -表紙のことばー
を書くことになった。

   あじさい
 「自分史をつくろう」講座が開かれた浦舟コミュニティハウスのある建物に、
陶芸家加藤唐九郎作の壁画がある。その作品名は「あじさい」。
 あじさいの咲き始めは、白(誕生、白無垢を着るなど)で、しだいに色が変
化していくことから、「七変化」とも言われている。
 あじさいは、酸性土壌では青、アルカリ性土壌では赤紫色の花を咲かせる。
青色は男性、赤紫色は女性とも言えよう。この世は男女で成り立ち、その出会
いの仕方などで、さまざまな人生が展開されていく。「人生いろいろ」「会社も
いろいろ」「人もいろいろ」と、あじさいの変化は、人生にも通じる。自分史
作成の原点にも通じる。
 あじさいの花は、誰もが知る普遍的なもので、その花からの連鎖的な映像は
人さまざまであろうが、その花の思いを語ることは容易であろう。
 それはまさに、自分が歩んできた人生だから、走馬灯のように思い浮かび、
文字で自由に語ることができる。これは、自分史作成との相似点であるように
思う。「自分史を作ろう」講座は、あじさいが咲き誇る七月に開設された。
あじさいの花が咲く時期に、いろいろな世代の人が集まって、「自分史」作成
に挑戦したことを表象したいと思い、「紫陽花」「あじさい」「アジサイ」
「あぢさゐ」と、表記もいろいろ考えた。「うらふねの心」をも表象して「あじさ
い」と命名された。
 文集は、一人ひとりの脳裏に焼き付けられている画像を白黒にカラーに動画
に静止画等に、具現した私たちの記念アルバムである。
 初めての経験に自分達も頑張ったことを思い起こさせてくれる「あじさい」で
ある。
いつか引っ張り出して、懐かしみ、そして新たな写真を加えながら、人生のペ
ージに彩を添えていきたいと思っている。

 そして、-あとがきー うらふねの心と題して大先輩は、-標題、あじさい
自分史作成講座の参加者の世代構成を考え、あじさいの色の変化、参加者の
心の機徴をあらわした、その気持ちの語らいには感激致しました。……と記し
ていただいた。
 
 この夏は、ダンスに代わる別な思い出が一つ追加された。
  

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