いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

水師営の会見

2012年12月05日 07時27分32秒 | 兎に角書きたいの!
       水師営の会見
  
    旅順開城約成りて 敵の将軍ステッセル
    乃木大将と会見の 所はいずこ水師営

    庭に1本棗の木 弾丸あともいちじるく
    くずれ残る民家に 今ぞ相見る2将軍

    乃木大将はおごそかに 御めぐみ深き大君の
    大みことのり伝うれば 彼かしこみて謝しまつる

    昨日の敵は今日の友 語ることばもうちとけて
    我はたたえつかの防備 彼はたたえつ我が武勇

    かたち正して言い出でぬ 「此の方面の戦闘に
    二子を失い給いつる 閣下の心如何にぞ」と

    「二人の我が子それぞれに 死所を得たる喜べり
    これぞ武門の面目」と 大将答力あり

    大将昼食共にして なおも尽きせぬ物語
    「我に愛する良馬あり 今日の紀念に献ずべし」

    「厚意謝するに余りあり 軍のおきてにしたがいて
    他日我が手に受領せば ながくいたわり養わん」

    「さらば」と握手ねんごろに 別れて行くや右左
    砲音絶えし砲台に ひらめき立てり日の御旗

            作詞 佐佐木信綱・作曲 岡野貞一

 日露戦争において最も熾烈を極めた旅順での戦闘終結後、乃木将軍は水師営にて敵将ステッセルとの会見に臨みました。ここでの乃木将軍の振る舞いは武士道精神の鏡として称えられることになります。
 『水師営の会見』は、明治39年文部省著作「尋常小学校読本 巻十」のために、御歌所寄人佐々木信綱博士により作詞されました。
 詞作に当たり博士は、当時学習院長であった乃木将軍を訪ねました。詞中の『棗の木』のくだりをはじめ作中には乃木将軍自身によって語られたエピソードが散りばめられています。小学校・国民学校の教材として第二次世界大戦中まで愛唱された名作です。と境内でCDが発売されている。なお作曲の岡野貞一氏は多くの作曲をされており君が代に次ぐ国歌とも言える「ふるさと」を作曲されている。
                 

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