千住 博展・ハルカナル アオイ ヒカリ

　昨日妻と高島屋での「千住　博展」へ出かけた。会場に入ると真っ暗。少し進むと会場のあちこちに青色に見えるスクリーンの大小があった。絵と言われるスクリーンは、滝を表している。たしかにそのように見え涼しげであり幻想の世界に引き込まれていく。夏にふさわしい企画である。
　説明文に寄れば
「１９９５年、第４６回ブェネチアビエンナーレの絵画部門で、東洋人初の優秀賞を授賞した日本画家千住　博。ニュヨークを拠点に活躍し、２００７年には京都造形芸術大学学長に就任しました。……本展では、昨年１２月から今年１月にかけて二ユーヨークで発表された新作「ハルカナルアオイヒカリ」を展覧。蛍光塗料で手漉きの和紙に描かれた壮大な滝は、会場内のブラックライトとスポットライトにより、荘巌かつ神秘的に輝きます。……」とある。
　一度、光のない原型を見たいものである。裏方を知らないほうがいいのかもしれない。涼しげな幽玄の世界へと引き込まれていく。
　７月２１日まで横浜高島屋ギャラリー８階で開催されている