いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

心のビタミン

2005年09月13日 11時12分23秒 | 娘のエッセイ
 近頃、「軽うつ」という言葉をよく耳にします。落ち込み状態が続くと、ひょ
っとして「うつ」じゃないかと不安になったりします。こうした心の状態は、実
は栄養状態と無関係ではないのです。例えば、イライラはカルシウム不足
だとか、ストレスにはビタミンCがいいというのはよく言われえることですが、
ビタミンB群も大切な心の栄養素です。
 B群の働きの1つは脳のエネルギー代謝です。ブドウ糖がきちんと脳のエネ
ルギーになって、精神の安定をもたらします。不足すると、興奮しやすい、落ち
込みやすい、不安感をもつ、怒りっぽい、物事に過敏になるーなどの状態を引
き起こすといわれています。もう1つの働きは神経伝達物質の合成です。神経
伝達がうまくいかなければ、イライラや落ち着きがなくなる、記憶力が低下する
といった症状が現れたりします。
 一方、ピルを服用したり、ホルモン補充療法を受けていえる女性に副作用と
して現れるうつ状態、また月経前や出産後に現れるうつ状態などは、主にB6
の不足が考えられます。B6は気分の調整に関与するといわれるセロトニンの
合成に必要な栄養ですから、不足すると気分の調整能力のバランスを欠くわけ
です。
 ビタミンB群はB1,B2,B6,B12,葉酸、ビオチンなど8種類ありますが、これら
は相互にかかわり合って働くので、単品よりB群として取った方が、それぞれの
効果も高くなります。
 平成17年9月7日産経新聞(NPO日本サプリメント協会 後藤典子)に
サプリメント・リポートとして掲載されたものです。

 娘もビタミンを題材にエッセイを書いていますので、ビタミン繋がりでリポート
を掲載してみました。娘の「美人になるビタミン」は第37編として投稿しま
した。
 「…最近、”美人をつくるビタミン”はビタミン剤である、という…」と。
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