いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

参議院選挙結果に見る岩手県民の心情!

2013年07月24日 09時58分07秒 | 兎に角書きたいの!
 私の選挙時の選択心情は政党を優先することで選挙権を行使している。どのように立派な人でも無所属ではその力を発揮することはほとんど不能と考える。正しいことを主張するにしても主張が主張に終わり負託を受けた有権者の声を浸透させることは難しいであろう。また、今回の選挙で比例候補の在り方について考えさせられた。

 今回の比例候補制度は、候補者名簿には優先順位はつけられず、政党名を書いた票数+政党の名簿に載っている候補者名を書いた票数が「政党の獲得票数」となる。詳細は写真の通り。一方、選挙区は候補者の得票数の多寡で競われる。私が興味を持ったのは岩手県の選挙区に於ける投票動向である。

 岩手県の選挙区は定数1に対して6人の候補者があった。結果は、無所属で元民主党の復興大臣を務めた平野達男氏が243,368票を獲得して当選した。次点は自民党新人の田中真一氏で161,499票であった。その差は、81,869票である。

 岩手県の有権者はどのような気持ちで投票されたのだろうか。民主党時代に復興大臣として震災復興に努力したことを認めたからだろうか!復興大臣を務めた経験から無所属でもこれからも復興の推進者として期待されるだろうと思ったのだろうか!その真意はわからない。無所属にもかかわらず平野氏の経験を買って人を中心として投票されたのではと私は思う。政党よりも人物!

 震災復興を進めるには指導権を持った与党が主体的に進めることになるだろう。岩手県の有権者は復興推進に尽力した平野氏を選んだ。平野氏がどのような活躍をしていくかを注視したい。無所属であ事からマスコミへの登場はそう多くないだろう。

 投票権行使は、政党か!それとも人物か!この命題を岩手県における「平野達男」氏の活動状況から究明したい。本来参議院は良識の府と言われてきたが現状は衆議院のコピーと言われるように政党化して「良識の府」は空論となっている。
 選挙の本質は、政党重視か!人物重視か! 日本は政党政治にもかかわらずこの命題の議論は尽きない現状である。私が学校で教えられたのは人物を重視しなさい!であった。
コメント
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