昭和の映画・ドラマを見ていると
良く出てくるのは
台所で水を飲むシーンだ。
蛇口から出てくる水をごくごくと美味しそうに飲む。
コップは飾りっけの無いつるんとしたもので
デュラレックスとかそういうのではありません。
「阿修羅のごとく」でも
一杯飲んできた霧口茂が
台所で水を飲み干して
「うちの水は美味い!」と言い
夫の浮気を疑っている八千草薫に
「何処の水は不味いの?」と皮肉を言われる場面があった。
そんな八千草も外出から帰ってきた後、
自らを落ち着かせるように
水道をひねり水を一気飲みするシーンがあって、
その後放心したような表情を浮かべるのであった!
とにかく水!
お酒に酔った人は必ず
水、水!と叫ぶ。ごくごく飲むのも水道水だった。
冷蔵庫をあけてペットボトルを取り出すのではない。
水のペットボトルって何時ごろから普及しだしたのかしらん??
それと男性の喫煙シーンだ!
難しい表情で考え事をするシーンには必ず片手に煙草、
事が終わったベッドで、喫茶店で、
自宅でくつろぐシーン・・と
良い悪いは別として
いつでも何処でもアクセサリーのように
煙草があったものだった~~
「阿修羅・・」では妻に先立たれて一人暮らしをしている
佐分利信が
寝煙草でボヤを出して
たばこやめるエピソードがありました。
昔の男性はこんなにタバコ吸ってたんだっけ?
と思うくらいみんな堂々とすぱすぱ吸っていたものでしたね~。
私の父も
缶ピース吸ってたし
大人の男のひとはみんな煙草臭かったっけね。