邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「おふくろ先生の診療日記3~心は生きている!」

2010年09月21日 | ●面白かったTVドラマ
衝撃的な予告編を見て
あのいしだあゆみが認知症の役を!?
と飛びつきました(爆)

俳優さんにはツータイプがあると思う。
若い頃のイメージを年を重ねてもつらぬいていくタイプと
えいやっと変身するのをいとわないタイプ。

前者の代表は吉永小百合・高倉健・大原麗子とか・・
後者は 松坂慶子・沢田研二・・乙羽信子もそうかな
そしてこのたびいしだあゆみも歴史に名前が!(大げさ)

「ブルーライト横浜」の艶姿、
「金曜日の妻たち」の一粒真珠ピアスをおぼえていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか?
美人でお洒落だったイメージから一転!!

ほんとに見ていいんでしょうか、あゆみさん?
ほんとにいいんですね!と念を押したいくらい
思い切った汚れっぷり!
となりの泉ピン子が可愛いらしい女の子に見えた!

これはホラ~~だ!

もしかしてものすごいものを見ているのかしら?

と、

歴史的瞬間に立ち会っているような軽い興奮状態に陥りました。

渾身の演技はもちろんだけど
「マシニスト」のクリスチャン・ベールも真っ青の
余分なものがそぎ落とされた容姿にはびっくり!
艶の無いバサバサのパーマヘアを無造作に束ね、
野暮ったいセーターを着込み、うどんを口からだらだらと出している様子は
大先輩森繁の「恍惚の人」に限りなく肉薄していた。
演出次第で放送コードギリギリまでいったのでは?の白熱。
昔から熱演派だとは思っていたけどここまでやるとは・・

農家でかいがいしく働いている嫁が
ある日「若年性アルツハイマー型認知症」と診断されてしまう。

あなたならどうする?(という歌がありました)

アルツハイマーテストの場面は
ある年齢に到達した誰もが身につまされるであろう、いやなシーンだった。

亭主関白で口べたな典型的昔人間夫(平泉成)は
そんな妻をささえて生きていこうと決心する。
泉ピン子は麗しい夫婦愛をサポートする、脇役。
主役はやっぱり あゆみ さん!

あゆみちゃん(いつのまにかチャン付け)の熱演に比べ
ストーリーはあっけなくさらっと流れてしまって綺麗に終わり、
物足りない感がありました。

しかしあゆみちゃんの姿がなんせ衝撃的でスリリング。

悪魔みたいに見えたり、星人?のようでもあり、
童女のように可愛いらしくなったり、
最後は神々しささえ漂うような
聖女で締めくくっていました。

ハヤシライス三杯食べたみたいに
おなかいっぱい!
ごっつあんです!

ブログランキングへ応援オネガイシマス