邦画ブラボー

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「書道教授」見たよ

2010年03月24日 | ●面白かったTVドラマ
荻野目慶子が濃すぎて
濃いはずの杉本彩がパステルカラーに見えた!

色んな持ち味が混ざり合うブイヤベースみたいなドラマだった。

ミス肉体の門・野川由美子、
ひと昔前ならアイドルだった大場久美子、
すっかり落ち着いた風情の手塚里美、賀来千香子
毛皮のショールだけ見せて台詞無かった岡本麗、
同じく台詞無しの嶋田久作
と、
贅沢な俳優の使い方に驚いたが
一番びっくりしたのはホラー映画も顔負けの荻野目慶子の死体
(その横の船越英一郎の顔も傑作!)
これほどまでに恐ろしい死に顔は見たこと無い。
ドラマ史上ピカイチだったのではないでしょうか。
深作欣二が監督した「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を思わせる怪演で
期待通りの悪魔ぶりだった。
凶暴な女をやらせたら右に出るものいないかも。

同じく悪魔役だと思っていた
杉本彩は天使的な役で拍子抜け。
だけどやっぱり
じ~~っと見ていたくなるカリスマ性を持っていらっしゃいますね。

今回、
杉本がなら荻野目は 蛇! といったところでしょうか。

船越英一郎
お父様の船越英二とはまた全然異なった魅力だけど
確かに名優のDNAを受け継いでいる。
出ずっぱりで
力強い芝居を堪能出来た。
悪党、善人、時代劇、なんでもこなせそうだ。
小林桂樹がやった「女の中にいる他人」のような役も良さそう。

京都情緒も散りばめられ、かなりおなか一杯になった!

松本清張生誕100年で
色んな映像作品が見られるのが嬉しいところ。
出来るだけ見ていきたい。

原  作       松本 清張(『書道教授』)
チーフプロデューサー  前田伸一郎
脚  本        ジェームス三木
音  楽         吉川 清之
監  督        山田 大樹

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